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■第25話

 ずは日本人の性癖を先に申し上げる。
 日本人は「中庸の民」などではない。それどころか極端な民族性をもっている。それが、ある日本人の性癖から、中道中庸の民族性と自らを勘違いしているだけに過ぎない。

 昔の東映のヤクザ映画を観れば分かるが、劇中の高倉健などは、無口を絵に描いた男で、相手の暴力に対して我慢に我慢を重ねて耐え忍ぶ。が、相手が益々調子に乗ってくると、最後にぶち切れてしまい、ドスを抜いて殴りこみに行く。
 同様の内容が「忠臣蔵」で、赤穂の藩主・浅野内匠頭は吉良上野介の嫌がらせに、我慢の上にも我慢を重ねるが、最後にはぶち切れて松の廊下で刃傷沙汰に及ぶ。
 その後、復讐を誓う大石内蔵助ら47人(48人)の赤穂藩士たちが、藩主に成り代わって殴りこみならぬ討ち入りを行うのである。

 時代が変わり、明治維新から引き継がれた脱亜入欧路線を陸軍の暴走でかなぐり捨て去った日本は、国際連盟から脱退し自国に引き篭もってしまう。
 結果、外交が機能しなくなり、アメリカの度重なる経済封じ込め制裁に対してぶち切れ、ハワイに殴り込みをかけるのである。
 問題は、真珠湾攻撃にして、一部の国際派を除く大方の日本人は、溜飲を下げる鬱憤晴らしでハワイに殴りこみを行い、大国アメリカ相手に開戦した後の着地点を考えなかったということだ。やったやったで提灯行列を行い、万歳万歳で踊り狂っただけである。

 現在も、外交音痴の日本は、朝鮮半島の日本叩きに首を竦めるだけで、何の反論もしないで我慢をしている。結果、急浮上してきたのは、自民党の核保有論議である。外交能力の無い付けを、北朝鮮の核実験にかこつけ、極端な動きでチャラにする日本人の性癖が見えてくる。要は外交能力が無い分、武力で脅そうというわけだ。
 無口は性癖であっても美徳ではない。本来備わっている外交さえ緻密にやっておれば、問題に発展しないにもかかわらず、臭いものに蓋で誤魔化す性癖の積み重ねが、最後のぶち切れになる。そうなら、周辺の諸国が迷惑な話だ。
 だから韓国人の捏造癖が直らない責任の半分が、日本人(責任政党である自民党と官僚)にあると言っているのである。

 そこで今回も、調子付く韓国の日本に対する捏造教育内容を紹介する。
 江戸時代、半島から対馬を経由して江戸にやってくる使節団があった。これを「朝鮮通信使」という。500人もの朝鮮使節団が、漢城(ハンソン)から2000キロの旅をして各地で歓迎されながら江戸へ向かったのだ。通信使の回数は12回(3回の回答兼印還使を含む)に及んだ。

 目的は、一布帯水の隣国同士の交流にあった。両国の親善と文化交流ということだ。当時、鎖国下にあった日本人にとって、朝鮮通信使の行列は異国情緒を味わえる数少ない機会だった。一目行列を見ようと、大勢の老若男女が集まったことは容易に理解できる。
 時には通信士の行列が江戸を越えて日光に及び、そこで徳川家康を祀る日光東照宮を参詣した。

 江戸における通信使の一行は、江戸城の表門からではなく裏門から入り、中に入っても下座に置かれ、将軍に対して四拝礼を行うことを強要されていた。幕府が国書を交換するとしても、対島藩に配慮したもので、通信使たちは、歓迎されて接待はされたとしても、幕府の態度に同格ではない差別感を感じただろう。それは認めなければならないが、最近の韓国の歴史教科書は、このことに対してとんでもない捏造が加えられている。

 「(愚かな)日本人たちを指導しに赴く朝鮮通信使たち」
 これは有り得ない。最低でもせいぜい同格だし、通信使が上なら裏門から入ったはずがない。
 「朝鮮通信使の行列に、尊敬と崇拝の念で集まる大勢の(無教養な)日本人たち」
 それはちがうだろう。人々は物見胡散で集まっただけである。

 気の毒なので朝貢とまではいわないが、教育しに500人規模(芸人が多数含まれる)で外国に出向く例など古今東西聞いたことがない。それも12回もである。
 これに対しても自民党は黙ったまま反論もしない。外交能力の欠落を示しているのだが、結果、自民党が半島に対してやり始めたことが、最近の核武装論議という脅しの行動だ。■

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