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第36話 「3代目で崩壊」

本人は本当にダメになった。
 戦後、焼け野原から必死に働いて日本を立て直した戦中世代が第1世代なら、戦争を知らない世代として育った団塊の世代あたりが第2世代、彼らの子供が成人になったのが今の第3世代である。
 現在の日本は、この第3世代で急速に駄目になっている。
 筆者は団塊の世代より1年下だが、戦前・戦中生まれの人たちと、自分の子供の世代の両方を見てきたが、間違いなく言えることは、第3世代は確実に「根性」というか「気骨」というものが欠落しているということだ。
 
 覇気がなく、クラゲのように骨のない人間で溢れている。中にはそうではない者もいるが、何かあればすぐにポシャル人間がほとんどな気がする。そんな人間が言うキメ台詞がある。「自分捜し」である。
 中味のない者がいくら自分を捜しても何もないだろうに・・・・・・
 捜すべき自分というのは、今の自分の延長線上にあるもので、日々の積み重ねた成果が捜されるべき自分であり、それを見つけた時は自分が完成しているということだ。なのに、何も入っていない空っぽの自分を若いうちに捜しても何を得られるのだ?

 大阪商人の町として知られる船場(せんば)では、「初代が不眠不休で事業を起こし、二代目が苦労なく継承し、三代目が遊びほうけて潰してしまう」というのが伝えられている。
 どういうことかというと、初代から厳しく躾られてきた二代目は、子供にだけは(自分のような)苦労をさせたくないという親心から甘やかした結果、三代目が財産を食い潰すということである。要は二代目が問題なのだ。
 これは各商家の家訓になるほど戒められたことで、船場でどうのように解決してきたかというと、跡取りを他所の家にあずけ、他人の手で仕込んでもらう制度を作ったのだ。そこで一人前の男にしてもらい、戻ってくれば初代のレベルを維持できるとされていた。それを互いの商家でやっていたのである。

 それを世界でやってきたのがアングロサクソンである。イギリスには中高生から「寄宿舎制度」があり、男として自立できる人材を国をあげて養ってきた。「ハリー・ポッター」にも親元を離れて生活させる制度が登場してくるほど、それは日常化していた。
 一方、日本の団塊の世代がやったことは、経済成長と共に子供を甘やかせ、家を省みないかと思えば、子供の友達と思われたいマイホームパパが激増し、家の手伝いもしない子供に高い小遣いを与えて、それをステータスとしてきた。

 その結果はどうだ。自立できない子供が激増し、パラサイト人口が50万人を突破しているという。数え方によれば100万人を突破するともいうが、これほどひどい有様になったのは、経済成長と共に拝金主義に踊り狂い、最後にバブルまで崩壊させた団塊の世代の責任である。
 その団塊の世代は、年金をもらい、退職金を持ち逃げ同様に受け取れる最後の世代といわれる。それでいいのかということだ。団塊は筆者を含めて何かしらの罪滅ぼしをしなければならないのではないか。

 自民党に長期政権を与え、日々を拝金主義におぼれた結果、日本を今のような莫大な借金大国に転落させたのだ。EUの主導国(フランス・ドイツなど)は、仮に日本がヨーロッパにあったとしても、加盟国にはしたくないと思っているという。
 一部の経済学者は、体外責務(借金)は無いと胸を張るが、国内借金は表に出ているだけでも800兆円近く(実際は1200兆円を超えているとされている)、一家族当たり表向きだけで1700万近い借金があるわけだが、その金を天下り官僚どもの支配する国に返さねばならないのである。
 借金総額を人口比で見た数値が、ほぼ破産した夕張市と同じ比になるといえば、世界が日本をどう見ているかがおよそ察しが着くだろう。外国に借金していないというレベルではないのだ。
 
 東京オリンピック・・・・・・本気でやれると思っているのか?
 技術大国日本・・・・・・その支えとなる中小企業を潰す政策に邁進する自民党と公明党に、莫大な票を与えてきたのはどこの誰なのだ?
 日本の政治は三流といわれるが、そんな政治を自民党に任せつづけた日本人は、世界の四流ということだ。■

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