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2009年10月の5件の記事

■Bー29 自民党は野党にもなれず

 近「ゆ党」という言葉が出てきた。

 与党と野党の間の中途半端な党のことで、産経新聞が創価学会公明党について述べた造語である

 公明党に袖にされっぱなしの自民党は、さらに「ゅ党」と呼び直して、自民党離れする公明党を小ばかにする。

 しかし、最も中途半端な政党は自民党である。野党になりきれず、未だに与党気分が抜けきれない

 だから谷垣禎一のように中途半端な与党半分気分で論戦を交えてしまうのである。

 当然だが野党第一党の資質もなく能力もない。長年権力の座に胡坐をかいてきた連中が、野党のような論戦を挑めるわけもなく、官僚任せで甘やかされてきた連中に、まともな法案を作れるとも思えない

 まともなのは石破茂が提出する「議員立法」あたりだが、自民党の派閥の親分になるほど、自分で法案を作れる能力がない。

 そこで自民党が、政権奪回に向けて打ち上げたのが「世襲制撤廃の撤廃」である!!

 自民党執行部は、10月の「臨時役員会」で、4年後の総選挙の公認候補予定者の世襲制限を撤回した。

 それまで自民党は、引退議員の配偶者、および3親等以内の親族を同一選挙区から立候補することに慎重に対処するとしていたが、いつもの常套手段で破棄、「おらが村の殿様」と慕う“愚民票”に大シフトした。

 思わずオイオイだが、自民党執行部の連中は、「」の世になっても「幕藩体制」を復活できると信じたいようで、その最大の動機が、横須賀住民による世襲中の世襲だった小泉進次郎を選んだ選挙行動にあるらしい

 そういえば、先の「衆議院選挙」でも、おらが村の殿様で票を得たのが、麻生太郎、福田康夫、安倍晋三、森喜朗らだった。そう思えば、世襲制復活で時間を逆行できると信じたい派閥トップの連中の頭の中も分らないではない。

 予測どおりといえばそうだが、最近の河野太郎は、各TV局に足しげく通い、「自民党は腐っても鯛ですから!!」と胸を張って自民党PRに余念がない。執行部へのゴマすりに専念する姿勢にシフトしたようだ。

 結局、河野も若手といわれた連中も、自民党という“ぬるま湯”でしか大きな口が聞けない。この連中に比べれば、自民党を一人で出て行った渡辺喜美(みんなの党代表)の方が骨があった。

 自民党の若手といわれた連中は、先を見通す目が全くなかったため、渡辺と一緒に自民党を出なかった。結果、ほとんどが落選する。当然だろう、時代の流れも、国民の意思も無視し、自分も救えない連中に、日本を救えるわけがない。河野太郎もそういう人間の一人ということだ。

 自民党とは、せいぜいその程度の,集団ということだ来年の「参議院選挙」で空中分解すればいい。

  

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Bー28 小児的噴飯もの?

 の「都議選敗北」の総括も、夏の「衆議院選挙惨敗」の総括もなく、戦犯麻生太郎内閣の執行部がそのまま横滑りした現・自民党は、案の定、静岡・神奈川の「参議院補欠選挙」でも惨敗した。

 マスコミは民主党の勢いが続いているため、“自民党にとっては想定済みの結果”とトンチンカンなコメントを流していたたが、全ての敗北を、ただの“風向き”で負けたとする自民党執行部の分析は、そこからは何の反省も建設的行動も生み出せないことを物語っている。

 谷垣総裁による民主党首相の初心表明に対する論戦も、案の定、そのスタンスのままで突入した結果、鳩山の返り討ちにあって無残にも粉砕された。

 谷垣が、「概算要求で、一気に100兆円近い大きな予算を組んで!」と民主党を非難すると、鳩山による「102兆円の、補正を含む予算を組んだのはどの政党だったのか」と簡単に反撃されている。

 次に谷垣は、「財源に埋蔵金を充てるフィクションで国民を欺くことがないようにしてもらいたいもの」と嘲笑すると、鳩山に、「埋蔵金が無いといっていた政党(自民党)は、民主党の指摘で埋蔵金が確認されると、その途端に埋蔵金に飛びついたのはどの政党だったか?」で木っ端微塵。

 さらに谷垣は、「米軍再編、普天間基地移設問題や、在日米軍のあり方についての見直しは、日米に亀裂を走らせる」と、いつもの狼少年の常套手段で切り込んだが、「普天間基地移設問題を今まで10年以上、結論を出さなかったのはどの政党だったのか」で無残に撃沈。

 最後は「財政健全化へのビジョン、国家ビジョンも無い!」と討ち死に覚悟の万歳突撃を食らわせたが「(自民党にそんなものがあったか?)あなた方に言われたくない!」で一括され、見事に総員玉砕!

 つまり、何の反省にも立たない自民党は、なぜ自分たちが国民から見棄てられたのかという根本的原因を全く分っておらず、谷垣の論法を見れば誰でもわかるように、“あんたらに全部返してやるわ!!”になるのは当然だ。それも分らないほど自民党は完全に腐り切っており、国民や時代から乖離してしまった。

 それはそうだろう、キングメーカーを自称する森など派閥トップの連中は、今までの敗残の原因を認めると、責任を取って辞めざるを得なくなる。是が非でも現実を認めず、国民を騙してでも、力があるような顔で押し切るしかない。哀れなものだ

 ブーメランのように切り返しされる谷垣が、マスコミに向って悔し涙で語ったことは、「小児的な反応で乗り切れると思われているなら噴飯ものだ!」だったが、一体どちらが小児的噴飯ものなのか?

 そもそも答えは質問と対応するのが常である

 自民党が過去の傲慢不遜ぶりを全く反省せず、まるで総選挙惨敗で全ての禊が終わったかのように錯覚し、過去は全て洗い流したため、今は野党で過去の経緯は関係ない“甘ちゃんぶり”で、新政権に食って掛かっている。

 そんな行為ほど小児的なものはないし、そのようなスタンスでは野党としての責任は到底果たせまい

 その小児的態度で、野党第一党として乗り切れると思う自体、国民に対して噴飯ものと思うのだが!!

 先の総裁選で、リベラルに傾倒する若手分断を目的に、森など老獪どもから送り込まれたイタチ目西村も、過去の自民党の悪行を踏み倒した詭弁ばかりを並べたて、鳩山と菅の両方から叩きのめされた。

 案の定、森に反対した若手の河野は隅に追いやられ、目の泳ぐイタチが起用されたわけだが、これだけを見ても、自民党の腐り切った本質を、国民はあらためて垣間見れたと思う

 日本には「腐っても鯛」という言葉があるが、それは“鯛の性根まで腐っていないこと”を前提とする。

 しかし、自民党はもはや過去の政治の糞溜と化し、その排泄物からウジが沸き、腐敗臭や雑菌を、平気で撒き散らすだけのようだ

 

 

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■B-27 風向きが変わっただけ?

 民党は、先の「衆議院選挙」惨敗の原因を、ただの“風向き”としか考えていないことが判明した!!

 「一度大きくふれた振り子は必ず戻ります」と豪語するのは、土下座までして惨めに敗北した小泉チルドレン・片山さつき(元)衆議院議員だが、徳川の幕藩体制が明治維新後に戻るという知能レベルに開いた口がふさがらない。

 (元)国税庁官僚でもある片山さつきは、民主党が無駄遣い撲滅を民間の力を借りて査定する「業務仕分け」を一笑する。「私の経験から言わせていただくと、限られた時間であんなことができるわけがないわ

 大事なのは、100パーセントできるできないではないだろう。無駄遣い撲滅を、国民の前で少しでも頑張る姿勢である。自民党が一度でもそんな真似をしたことがあるのか?

 小泉チルドレンが無能だった理由を、片山さつきがさらに証明しているようで、その姿はそのまま今の自民党の姿を物語っている。

 自民党は、神奈川と静岡の「参議院補欠選挙」に、小泉の息子を露払いに担ぎ出し、見た目がカッコがいいので票が取れると判断している

 さらに自民党総裁の谷垣は、右翼の票を固めるため、あれほど反対していた「靖国神社」の参拝を行なった

 何か完全にピントが外れている。それもそのはずで、「東京都議選敗北」の総括も、「衆議院選挙惨敗の総括」も全くといっていいほど行なわず、無視さえしているからだ

 一連の大敗北は、民主党に風が吹いただけとする「自民党執行部」の判断にある。彼らは先の麻生政権下の戦犯だったが、そのまま谷垣の下で横滑りし、今の地位に居座っている。 

 小池百合子衆議院議員などは、自らを「風見鶏のお百合」と称して逆風を利用しようとしたが、惨めに惨敗し、比例復活でようやく首の皮一枚でつながった。

 つまり自民党の誰もが、大地そのものが激変する「地殻変動」ではなく、ただの風向きとしか見ていなかったことを意味する。

 そういう中、これまでの自民党の「支持団体」が日本医師会日本歯科医師連盟を筆頭に、次々と離脱を初めている!!

 それもそうだろう、従来の自民党のやり方で、もう一度政権を取り戻せると本気で考えているような“泥舟”に、加担をするような団体や組織など存在する方がおかしい。

 しかし、自民党本部はそれら一連の流れを本当に理解できないようである

 外部団体への引き締めをはかれば、流れを食い止められると本気で考えているようで、まるで阿呆である。もはやゴミ状態というのが今の自民党で、やれることといえば民主党の揚げ足を取ることしかないとは、あまりにも情けない集団だ。

 こんな政党に未来は無い。何をやっても目が覚めない組織など、今の時代には全く不要で、それこそがリストラの対称である。

 その自民党が、心底待ち望んでいるのは、検察権力による民主党への総攻撃である。

 ういう下種な政党なら、少しでも早く空中分解でもしてどこかへ消えた方がいい

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■Bー26 日本人は水戸黄門症候群か!?

  前から、筆者は日本の老人たちが、TVで「水戸黄門」を毎週観て溜飲を下げる傾向があると申し上げてきたが、最近になって、それに病名が付いたようだ。

 「水戸黄門症候群である!!

 意味は、「何でもお上に任せておけば、最後に上手く処理してくれる」である。日本人の高齢者世代はその傾向が極めて強く、いくら自民党が公約を守らなくても、どんな悪どい真似をしても、ニコニコと微笑んでこれたのは、水戸黄門を毎週TVで観て、怒りをおさめてきたからということになる。

 結果、水戸黄門の視聴率がうなぎのぼりとなり、黄門役の役者が何人死んでも代々つづく国民的番組と化してしまった。その視聴者のほとんどが高齢者で、最も人口が集中する年齢層なため、TV局は喜んで番組を作りつづけるのである。需要度が極めて高いのだ

 日本のマスコミは、アメリカでいう新政権が出来た場合の「100日期間」のルールをほとんど無視し、自民党の尻拭いで苦悶する民主党の荒捜し(マイナス要因)を、細かな部分まで捜して公表する記事を書き、番組を作りつづけている。いくら前例の無い明治以降の本格的政権交代とはいえ、これではマスメディアの改革が必要になる。

 最近も、「八ツ場ダム」という治水・洪水対策の両面で問題があったダムの工事を中止させた前原国土交通大臣に、6県の知事が連名でダム工事継続を求める意見書を提出した。が、こういうケースを経済学では「サンクコストの呪縛」という。

 具体的には、ある商品開発に膨大な費用と年数がかかったため、販売時には時代遅れになり、販売しても莫大な赤字が出ると分っていても、過去に積み重ねてきた経費を思うと発売中止にはできないことをいう

 これは日本人の得意技で、このやり方の裏で何十年も甘い汁を吸い続けてきたのが「官僚」である。だから全国のダム建設で現場に天下った官僚は、前原が腰砕けになることを望んでいるといっていい。案の定、八ツ場ダム建設継続の声を上げているほとんどの知事が自民党系である。

 石原東京都都知事などは、このダムが無くても、治水・洪水対策の面で、ほとんど影響がないと分かっていても、昨今の異常気象を取り上げて必要だと説く。が、世界の主流である自然破壊を無くす「エコ」重視の「環境破壊」に全く触れようとしない。如何に自分勝手で動く知事かがよく分る。

 最も酷いのは森田千葉県知事で、「民主党のマニフェストを“一時棚上げ”にすることが一番いい対策だ」である。いかにも自民党の言葉だ。棚上げにすればするほど、全国の無駄なダムが造られつづけ、全ての「ダム建設事業」に天下る官僚どもが溜飲を下げ潤う仕組みを応援する姿勢表明である。

 「太平洋戦争」当時、日本は何度も戦争を止めるタイミングがあった。しかし、「亡くなった英霊たちの死を無駄にする気かぁ」の一括で、原子爆弾の炸裂まで、レミングの群のように自殺行為をつづけていったのである。

 「日本人は、一度始めたら途中で止めることができない民族である!!

 止めるときは既に“手遅れ”になった場合だけで、今回はギリギリ一歩手前、それでも尻に火が付いた状態で民主党政権が誕生した。

 そのことを知れば、これまで自民党と官僚(創価学会が途中で加わる)がタッグを組んで、800兆円を超える天文学的な借金を国民に背負わせて、全く平気だった仕組みも見えてくる。

 自民党は、民主党攻略に「八ツ場ダム中止を撤回させること」を、無能なマスメディアを利用して国民的世論にもっていこうと画策している。

 そうすれば民主党の看板である「マニフェスト遵守」の姿勢を崩し、全国48箇所ある無駄なダム建設も同じ理屈で建設させることが可能となり、天下り官僚たちの懐を潤すことができる。

 そうなったらなったらで、自民党は民主党のマニフェスト遵守を守らなかった行為を公約違反とし、国会であげつらうことができるというわけだ。

 今更というわけでもないだろうが、心底、姑息を絵に描いたような腐った政党である。

 

 

  

  

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Bー25 自民党分裂が民主党分裂を生む!!

 自民党が来年の「参議院選挙」まで持つかどうか不明な状況になっている。若手と老人議員たちの断絶が大きすぎるからである。単なるゼネレーションギャップというレベルではない。
 

 おまけに昔懐かしい、麻生太郎、谷垣禎一、福田康夫、安倍晋三の四位一体名「麻垣康三」そのままの総裁選結果では、何の進展も見出せず、旧体質の持ち回り順からも足を洗えない。

 派閥トップやキングメーカーなどが支配する勢力が「保守本命」で、河野太郎など若手は民主党と同じ「リベラル」の立場である。
 今までの自民党なら与党で権力があったので、たとえ両極端でも束ねるられたが、野党に落ちぶれた自民党に、そんな求心力など残っていない。

 河野に離党する度胸があるかどうかは別にして、若手の中には、派閥の長が「衆議院選挙惨敗」の責任も取らずのうのうと執行部の席に座り続ける体質に見切りをつけ、渡辺喜美の「みんなの党」に籍を移す可能性がある。

 渡辺も自民党の総裁選挙後に声をかけている伏しがあり、そのうちに動き始めるかもしれない。この水面下の動きは、来年の「参議院選挙」の自民党大敗により、駄目押しになる可能性もある。

 となると自民党はバラバラに空中分解し、野党第一党の地位もおぼつかなくなってくる。つまり「二大政党制」が成り立たなくなるのである。

 小沢一郎の最終目標が日本に二大政党制を定着させることなだけに、自民党の体たらくがあまりに酷い場合、次の動きを見せる可能性がある。それが衆参圧勝で大多数を占めた民主党を二分させる戦略である

 今のまま自民党腐敗構造が継続するなら、4年後の衆議院選挙の時、民主党が二つに割れるかもしれない。政界の大編成があるとしたら、4年後かもしれない。

 あるいは、自民党が、現在もつづく検察との蜜月を最大限に悪用し、民主党の主だった議員たちの、ささいな政治資金の記載ミスなどをあげつらい、リークは勿論だが、検察に強制捜査へ乗り出させる戦略で、無能なマスメディアを使って民主党を与党の座から叩き落す裏技を使うだろう。

 前の細川内閣を内部分裂させたのも、政治資金の問題をあげつらう戦略で、自民党の老獪たちはこれに味を占めている。

 自民党は、政治資金を“マネーロンダリング”する、ホリエモンさえ驚く犯罪行為で資金を調達し、回している党である。しかし、検察は自民党だけは一切お目こぼしをしている。

 それは、民主党が「国家官僚」の特権を剥奪しようとしているからで、自民党が同じことをすれば、今度は自民党に噛み付いてくるはずである。

 検察とはそういう連中の集合体ということを、日本人はもっと深く知っておく必要がある。

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