■Bー29 自民党は野党にもなれず
最近「ゆ党」という言葉が出てきた。
与党と野党の間の中途半端な党のことで、産経新聞が創価学会公明党について述べた造語である。
公明党に袖にされっぱなしの自民党は、さらに「ゅ党」と呼び直して、自民党離れする公明党を小ばかにする。
しかし、最も中途半端な政党は自民党である。野党になりきれず、未だに与党気分が抜けきれない。
だから谷垣禎一のように中途半端な与党半分気分で論戦を交えてしまうのである。
当然だが野党第一党の資質もなく能力もない。長年権力の座に胡坐をかいてきた連中が、野党のような論戦を挑めるわけもなく、官僚任せで甘やかされてきた連中に、まともな法案を作れるとも思えない。
まともなのは石破茂が提出する「議員立法」あたりだが、自民党の派閥の親分になるほど、自分で法案を作れる能力がない。
そこで自民党が、政権奪回に向けて打ち上げたのが「世襲制撤廃の撤廃」である!!
自民党執行部は、10月の「臨時役員会」で、4年後の総選挙の公認候補予定者の世襲制限を撤回した。
それまで自民党は、引退議員の配偶者、および3親等以内の親族を同一選挙区から立候補することに慎重に対処するとしていたが、いつもの常套手段で破棄、「おらが村の殿様」と慕う“愚民票”に大シフトした。
思わずオイオイだが、自民党執行部の連中は、「文明開化」の世になっても「幕藩体制」を復活できると信じたいようで、その最大の動機が、横須賀住民による世襲中の世襲だった小泉進次郎を選んだ選挙行動にあるらしい。
そういえば、先の「衆議院選挙」でも、おらが村の殿様で票を得たのが、麻生太郎、福田康夫、安倍晋三、森喜朗らだった。そう思えば、世襲制復活で時間を逆行できると信じたい派閥トップの連中の頭の中も分らないではない。
予測どおりといえばそうだが、最近の河野太郎は、各TV局に足しげく通い、「自民党は腐っても鯛ですから!!」と胸を張って自民党PRに余念がない。執行部へのゴマすりに専念する姿勢にシフトしたようだ。
結局、河野も若手といわれた連中も、自民党という“ぬるま湯”でしか大きな口が聞けない。この連中に比べれば、自民党を一人で出て行った渡辺喜美(みんなの党代表)の方が骨があった。
自民党の若手といわれた連中は、先を見通す目が全くなかったため、渡辺と一緒に自民党を出なかった。結果、ほとんどが落選する。当然だろう、時代の流れも、国民の意思も無視し、自分も救えない連中に、日本を救えるわけがない。河野太郎もそういう人間の一人ということだ。
自民党とは、せいぜいその程度の,集団ということだ。来年の「参議院選挙」で空中分解すればいい。
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