■第28話
この国の官僚はさもしい存在だが、一方、国民の多くも、江戸時代の農民と同じく、生かさず殺さずでも平気でついてくる。
現在、「国民健康保険」が破綻状態にあるが、その原因を招いた官僚どもは誰も責任を取らない。自民党と官僚が手を組み、健康保険料を今年から一気に数倍もアップし、さらに1年ごとにアップさせていっても、国民の大多数は選挙で自民党を選んでいく・・・・・一体この国の異常さは何なのだ?
最悪なのは、徴収側のダブルスタンダードの姿勢である。これは年金制度やNHKの放送料金制度にもいえることで、官僚や特権職員たちは平気でダブルスタンダードを行う性癖がある。都合の良いと部分だけを利用してくるのだ。
社会保険庁などは、各地方自治体に対し、「健康保険は払える者だけが受ける制度である」と豪語し、払えない者を切り捨てるよう要請している。思わずオイオイである。お前ら役人どもが裏金で贅沢三昧しながら、且つ、自分らの天下り先に湯水の如く使った結果がコレだろう。
それに万民等しく享受できるシステムが国民健康保険制度だったはずだが、いつの間に骨子が入れ替わったのだ?
年金制度はさらに最悪だ。既に完全崩壊しているにもかかわらず、詐欺商法と同じで、脚抜けさせないよう様々な手で締め上げてくる。団塊の世代などは滑り込みセーフかもしれないが、今の若者層にとれば最悪の制度である。自分に戻ってこない多額の年金の支払いを、60歳までつづけなければならないからである。返せないのに徴収する明らかな詐欺商法だ。
将来、年金は要らないので払わない権利があってもしかるべきだが、封建制度のように、お上の達しだけで決めてくる。これで果たして民主主義国家なのか?
NHKの放送料金も同じで、ついに払わない者を裁判に訴えはじめた。それなら、NHKを見ないので払わない権利があっていいはずだ。現代は双方向のデジタル時代である。TV受像機にNHKだけ映らないようにもできるはずだ。
これら全てに共通することだが、払うのが当然とする役人側の姿勢に対し、大人しく付いていくしか能が無いのは如何なものだろうか?
これでは、戦時中、大本営に従うことだけを当然とした頃と同じではないか。最後には自分に跳ね返ってくるのだが、何も考えないとそれに気付くことも無い。
際限なく残業代を無くすことに利用される「ホワイトカラー・エグゼンプション」にしても、自民党は選挙で負けることを恐れ、選挙後まで隠す策をとりはじめた。こんなミエミエの選挙対策でも、簡単に騙される人間が圧倒的というのでは、あまりにも情けないだろう。
去年の12月の中頃、既に仕事が無茶苦茶忙しくなり、たまたま11月支払い分の健康保険料金(1回分10万弱の結構な高額)が未納になった。ところが、市から人間が二人やって来て、即、支払うよう要請してきたのである。1月もたっていないのにだ。
これでは噂に聞く高利貸しと同じではないか。それでも払える者はいいが、払えない弱者などはどうなるのだ?
このまま自民党と公明党に政治を任せておくと、将来どころか、再来年、来年、いや今年でも日本は相当エゲツナイ国になることだろう。
賞味期限が切れて腐っている自民党の最終兵器だった小泉純一郎が、再びサプライズ選挙劇を演出するため、北朝鮮を再々訪問するようだが、仮にそれで何人か人質が戻っても、その裏で人質交換のため、莫大な国民の血税が北朝鮮に(一人億単位)で支払われるのだ。目的は選挙で自民党が大勝ちするためだ。
表の派手な小泉劇場の裏で、自民党は膨大な血税を使いながら、選挙で票を獲得しようと企てている。それでいいのか?■
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