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2007年7月の5件の記事

■第40話 若者に決定的に足りない要素!!

 回の「アジアカップ」で、韓国選手と日本選手を比較した場合、日本選手に欠けている“何か”が明確になったように思える。

 その何かというのは、今の相撲力士やオリンピック選手にもいえることだ。特に2006年にトリノで行われた「冬季オリンピック」でも露呈したはずの“アレ”である。

 日本のマスコミが、当時のオリンピック選手団を史上最強チームと持ち上げたが、やはり今回のサッカーと同じ“アレ”が決定的に欠けていたと思えてならない。唯一の例外中の例外は、土壇場で敗戦日本の面子を紙一重で救ったフィギュアスケートの荒川静香ぐらいだろう。

 今回のアジアカップで一つ認めねばならないのは、韓国の異様なまでの“執念”である。それを“必死さ”と言ってもいいし“怨念”と言ってもいいかもしれない!!

 たとえそれが愛国主義から出るものであれ、それが一同に結集した時のとてつもない力は理屈を超える。

 しかし、あの力の根源は団塊の世代なら十分に分るもので、今の若者には欠けているものだ。

 団塊の世代は最後の「根性論」の世代だった。だから日本を、「ジャパン アズ NO.1」と世界に言わしめたのである。

 一方、今の多くの若者たちは、“根性”という言葉を極端に嫌う傾向にある。   

 オリンピック選手たちの言葉も、「精一杯楽しんできたいと思います」とか「自分と戦ってきます」とか、我々の世代から見ると何を甘いことと思ってしまう。

 一方、他の国の選手たちは、愛国心をギラギラに輝かせてやってくる。中にはこれからの自分と家族の未来を賭けてやってくる。今回のアジアカップでも、サウジアラビアの選手たちには、日本に勝てば彼らにとれば凄い額のボーナスが用意されていた。それだけでもサウジ選手たちの勝負への執着心は、飽食の中で育った日本選手たちの比ではない。

 まして韓国は愛国心の塊で挑んでくる民族である。運が左右するPK戦を除く今回の日本選手に決定的に欠落していたのは、国の威信を背負う本気さであろう

 たしかに個人個人はレベルが高くても、それを結集した総合力には必ずプラスαの要素が加わる。それが日本選手たちに決定的に欠けていたと言わざるを得ない。なぜなら日本での生活に彼らは困らないないからだ。

 韓国選手たちは、これで日本に負けたら、どの面を下げて故国に帰ればいいかという、まさに背水の陣だった。その必死さが日本選手に欠落していたというしかない。

 負けたことでの個人の悔しさはあっても、それ以上に国の名誉を汚したと思った選手が果たしてどれだけいただろうか?

 今の日本に愛国心を抱けという方が無理と思うが、せめて死を決するほどの根性をもたねば、サッカーに限らず世界には勝てないだろう。

 根性とはある意味、死と直結する考え方だ。なぜなら根性は背水の陣の中に己を追い詰めなければ絶対に身に付かない資質だからである。テクとは全く別物なのだ。

 それには極端なハングリー精神が不可欠で、名を成した日本のスポーツ選手には必ず“それ”があった。楽しんできますという柔な言葉など残す選手などは皆無なのだ。

 さらに言うなら、根性と気合は別物である。根性には必死の努力の積み重ねが不可欠だが、後者は所詮一発芸だ。事実、「気合だ、気合だ!」を連発する親父の娘は、肝心な時に気合で勝てないではないか!

 要は、腹いっぱい食って育った日本のスポーツ選手が、凄まじい必死さとハングリー精神で向かってくる外国の選手には、よほどの資質に恵まれなければ絶対に勝てないということだ。それがトリノオリンピックと今回のアジアカップで見えてきたということである。

 今のままなら日本は女性しか頼りにできない国になるかもしれない。

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■39話 腐れ役人たちの支配する日本に借金を返す?

 初代厚生年金責任者 花澤武夫談(1986年版 回顧録より抜粋)

 この膨大な資金の運用ですね。これをどうするか。これを一番考えましたね。この資金があれば一流の銀行だってかなわない

 でもそうでしょう。何十兆円(当時)もあるから一流の銀行だってかなわない。これを厚生年金保険基金とかいうものを作ってその理事長というのは、日銀の総裁ぐらいの力がある。そうすると厚生省の連中がOBになった時の勤め口に困らない。何千人だって大丈夫だと

 年金を払うのは先のことだから、今のうちにどんどん使ってしまっても構わない。使ってしまったら先行き困るのではないかという声もあったけれども、そんなことは問題ではない。

 将来みんなに支払う時に金が払えなくなったら賦課式にしてしまえばいいのだから、それまでの間にせっせと使ってしまえ。」

 

 さて、こんな社会保険庁、いや厚生労働省の官僚どもが仕出かしたことは、国民年金、健康保険の食いつぶしである飲み食いはもちろん、カラ出張闇ボーナス裏金天下り先を増やし天下り先の施設を無尽蔵に建て幾つもの法人を造って渡り歩き莫大な退職金を盗んでいく。

 厚生労働省だけではない。財務省を筆頭に全ての省庁の官僚どもが行っている。御利益が少ないといわれる外務省の官僚どもも、様々な裏金が懐に入るシステムをもっており、世界各国に地下プールなど贅沢を凝らした大使館を造っていく。まさに政府役人ども自体が盗人体質なのだ

 それでいて、責任を問う法律が無い。というより、長年の政官癒着で利益を得てきた自民党が作らせないのである。(自民党の改革はトカゲの尻尾きりと同じで看板を変える作業だけである)公明党創価学会も自民党に右をならえでついていっている。騙されるのは国民で、盲従的自民党支持者国賊に値する。

 最近、ドライバーの駐車モラルが悪い理由で、都市圏で「違法駐車追放対策」が実施されているが、これにはとんでもない裏がある。民間委託による「駐車監視員」が繁華街に出て、違反状況等をデジカメで撮影し、「確認標章」という名の新しいステッカーをとりつけて行うシステムは、たしかに表通りに対しては効果を上げたようだが、逆に裏通りでは駐車違反車が激増し、無人パーキングでの料金の踏み倒しが激増している

 つまり、プラスマイナスゼロというのが実態だが、じつはプラスにだけ働くことが一つだけある。違反切符の増大で、各警察に転がり込む反則金が膨大な利益を生むのだ

 全国で年間おおよそ800~900億円といわれる反則金は、今回の新システムで、国庫と総務省を通さず、そのまま都道府県や市町村に転がり込む。

 その使途は、名目上、標識や信号機などの交通安全施設の設置や管理に限られているが、実態は、各関連企業への警察OBの天下り 、政府官僚どもと同じ飲み食いと裏ボーナス身内の祝い事等に回されている。

 それまで総務省が把握してきたことはこれで不明になり、違反切符を切れば切るほど警察の裏金に使われるシステムが出来上がったことになる

 さらに免許更新時に、必ず半強制的で加入を求められる「交通安全協会費」も、その実態は、警察幹部の海外旅行や飲み食いに回されている。もちろん、支払いを拒否することができるので筆者は拒否している。

 それより何よりも、70歳まで運転免許証の更新がないイギリスや、終身免許制度のフランスでは皆無の「免許更新」時の手数料そのものが、警察OB(特にキャリア)の裏金に化けているのである。

 日本人は、こんな泥棒官僚国家に住んでいるのだ!!

 

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■第38話 怠惰が生む「剣道の崩壊!?」(後編)

 000年に行われた「シドニーオリンピック」の男子100キロ超級決勝戦で、日本が送り込んだ篠原信一選手は、フランスのダビド・ドゥイエ選手に惜敗する。
 ところが、何度ビデオで確認しても、篠原の“内股すかし”が決まっているのである。ドゥイエは完全に背中から先に落ちているからだ。しかし、審判はそれをとらず、結果的に逃げ切ったドゥイエの優勢勝ちとなってしまう。
 
 後に、様々な日本側のオリンピック関係者が「IJF」の会長に抗議文を送ったが既に手遅れである。当然だ、その時に不服を申し立てないと、試合が続行されるからである。
 
 そこで問題なのは、シドニーに同行した当時の全日本柔道男子強化ヘッドコーチの山下泰裕(元金メダリスト)の対応である。
彼がやったことはいったい何だったか?
 篠原選手の内股すかしが無視された時、彼は両手を上げたまま何もしないで立ち尽くしていただけだった。柔道のルールでは、明らかな審判上の問題が生じた場合、コーチは即刻試合を中断させてでも、不服を申し立てる権利がある。

 あるいは主審が試合場から離れるまでに不服を申し立てねばならないが、それを山下は全く使わなかったのだ。やったことといえば、バカみたいに腕を上げたまま立ち尽くすだけだった。ルールを知らなかったのなら、コーチの資格が無いことになる。腕っ節だけでコーチは勤まらない。即対応できる頭が必要なのだ。
 
 これは日本人の特質でもある。瞬間的な対応ができないのである。後で何とかなると高をくくり、その場は体裁を装って棚上げにしてしまう。それで負けたのが先の「太平洋戦争」である。その内に“何とかなる”でズルズルと対応が送れ、結局、原爆を2発落とされてノックアウトとなる。
 
 ここでも何度か申し上げてきたが、韓国は一種の妄信国家であり、日本の成果なら何でも自分の成果と思い込む重症のカルト的民族だ。日本に対してなら、どんな嘘も恥も何も感じない民族性をもっている。日本にいる在日韓国人は、半島ほどではないが、それでも韓国と対応する動きを見せる者が多い。
 
 近年、アメリカ西海岸を中心に、日本の剣道を勝手に「KUMDO」と変えた道場が急速に進展している。
 そのうたい文句は「真の剣道は韓国にあり。日本は韓国の猿真似をしただけ」である。それを単純なアメリカ人たちは「そうとは知らなかった!」と感激し、韓国の国家ぐるみの捏造に騙された入門者が後を絶たないという。
 同じことはヨーロッパ各国でも行われ、やがて中国でも、アフリカでも、オーストラリアでも、東南アジアでも起きるはずだ。
 
 こうなる責任の一端は、山下コーチ同様、その場で何の対応策もとらず、ただ呆然と立ち尽くすだけの日本側にある。そして、「まあ後で何とかなる」と高をくくるのである。
 
 欧米は自国の文化を汚された場合、忽然と戦いを挑むが、日本は周囲の顔色をみながら小出しで対応する。よって全てが後手、手遅れとなり、結局は世界中からもの笑いの種になる。
 
 日本は、国際舞台の席上で異常な韓国の捏造体質を伝えるべきであり、日韓友好はその上で同時進行すべきことだ。今のままなら、盗人・乞食国家が大きな顔でのさばるだけである。
 
 50万部以上を売りつくした嫌韓流の漫画家が、最初は大手出版各社に原稿を持ち込んだが、日韓友好にふさわしくない理由で全て蹴られたという。結局、弱小出版社から発行されたが、日本の出版界は韓国の顔色を見て対応している実態が露骨に見える出来事だった。
 日本のTV局も同じで、日韓友好を盾に真の韓国の姿(歴史の捏造や日本文化の横領)をほとんど伝えない。逆恨みした韓国がうるさいからと、韓流ドラマが三度の飯より好きなオバ様族に睨まれたくないからだ。
 
 これでは真の戦況を伝えなかった戦前戦中の日本のマスメディアと同じではないか。この国は何度同じ過ちを犯しても、結局は何一つとして学ばない。
 
 

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■第37話 怠惰が生む「剣道の崩壊!?」(前編)

 ばらくすると、柔道に加え、日本のお家芸である「剣道」が、オリンピック競技にアジアの剣法として加わる時期が来るという。 
 事実、剣道は「全日本剣道連盟(AJKF)」を中心に、3年に一度「世界大会」も開催されている。剣道人口も世界規模で、オリンピックも夢ではないのだ。
 ハリウッド映画も、黒澤明の「七人の侍」以降、「レッドサン」、「ブラックレイン」、「スターウォーズ」、「ロボコップ3」、「マトリックス」、「キルビル」、最近でも「ラストサムライ」「シンシティ」など、武士道、剣道、侍を取り入れた映画は世界的に大ヒットしている。
 特に“日本刀”のもつ美しさは、日本の伝統として世界が受け入れてきた。
 
 ところが、また韓国がイチャモンをつけており、“剣道のルーツは韓国である!!”と世界中で騙しにかかっている。これは国をあげた韓国の運動で、すでに世界中に発信し、その波及効果も出はじめている。
  今では、結果として韓国に尻尾を振るNHKは、ニュースで韓国の子供が「剣道のルーツは韓国です」という言葉に対しても目を細めるだけである。何も言わないことは認めることを意味する。
  NHKが日本中に放送した「チェオクの剣」(架空のドラマ)もその一環で韓国が制作したもので、世界中で上映された韓国映画「サウラビ」と同じく、架空ドラマが歴史的事実を凌駕する効果を狙っている。

 NHKは、日韓友好を盾に韓流ドラマを率先して導入し、民放各局もNHKの動きに足並みを揃えている。視聴率と韓国の顔色を見ながら動いているということだ。そこに日本の主張は皆無である。

 ではそろそろ平和ボケ日本人(特に韓流狂いのオバさんたち)に現実を教えよう。
 「サウラビ」は武士道の起源が朝鮮半島にあると決めつけた時代劇で、百済が日本に伝えた内容になっている。もちろんこれは韓国の大嘘で、朝鮮半島には武士道のブの字も無かった。
 武士道や日本刀が朝鮮半島に大量に入ったのは、「日韓併合」の頃、日本陸軍が大挙して押寄せて以降のことである。
 
  これを、スーパーニュースの木村太郎氏のように“黙って放っておけばいい”と笑っていると、極東の端の地域の歴史など何も知らない欧米人は、これを世界的事実として認定してしまう。
 
  事実、韓国の捏造は国をあげたもので、剣道の発祥を韓国剣道の「コムド(KUMDO)」にあると世界規模で展開している。その最終目的はオリンピックの競技化にある。
  「大韓剣道協会(KKA)」は、コムドの団体競技や大会の場で、「剣道の起源は韓国にある。日本がやったことは韓国の剣道を単にスポーツとして発展させただけで、居合や武士道も起源は韓国なのだ!!」と世界に向けて堂々と発信している。その姿は何の引け目も無く、むしろ縮みっぱなしの日本の方が卑屈に見える。

  さらに「国際剣道連盟(IKF)」の試合規則を独自に捻じ曲げ、試合開始前の蹲踞をさせず、日本の剣道用語を韓国語に全て置き換えている。勝敗を決める紅白の旗も、韓国が剣道の主流だから青白の旗にせよと発言している。
 これらは日本海を東海と替えさせる運動とも連動しているが、平和ボケ日本人は何も気付かない。
 韓国は単純な欧米人を騙すため、欧米の各マスメディアにプロパガンダ攻勢をかけ、剣道のルーツについて「初めて事実を知った」という欧米人が激増中である。
 結果、何が起きるかというと、韓国の「韓国剣道」がオリンピックに認知され、国際基準になるということだ。実際、何もしない平和ボケ日本人の股座をかいくぐり、オリンピック委員会に韓国が大攻勢をかけている最中だ。
 
 剣道と同じことが、「空手」と「テコンド」の間でも起きていたことを知る日本人は少ない。
 欧米各国は、テコンドが空手のルーツとする韓国の捏造を信じ込み、「ソウルオリンピック」の褒美としてテコンドを認めてしまった。
 しかし、事実は違う。テコンドの起源は、1950年代の後半、一人の朝鮮人が日本の空手から分派させたもので、全く関係の無いテッキョンから発祥した武術と韓国が国をあげて嘘を流したのである。その結果、欧米人が「そうとは知らなかった」と絶賛し、捏造をすんなり認めてしまった。

 このことから韓国は、捏造が国際社会で十分通用すると味を占めたと思われる。
 
 韓国は、このテッキョンから武士道も生まれたとしているため、欧米人がテコンド同様に剣道のルーツも韓国と認める危険性がある。
 一方の日本というと、連日連夜、韓流ドラマに踊り狂うだけで、何の国際戦略も無く、剣道関係者にしても「事実はいずれ分るときが来る」と高をくくるだけである。

 そういうスタンスを、国際舞台では“怠け者”という。三年寝太郎は国際舞台では罪悪以外の何者でもない。腹芸や阿吽が世界で通用すると思っているのは日本人だけである。
 (怠惰が生む「剣道の崩壊!?」後編に続く)

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第36話 「3代目で崩壊」

本人は本当にダメになった。
 戦後、焼け野原から必死に働いて日本を立て直した戦中世代が第1世代なら、戦争を知らない世代として育った団塊の世代あたりが第2世代、彼らの子供が成人になったのが今の第3世代である。
 現在の日本は、この第3世代で急速に駄目になっている。
 筆者は団塊の世代より1年下だが、戦前・戦中生まれの人たちと、自分の子供の世代の両方を見てきたが、間違いなく言えることは、第3世代は確実に「根性」というか「気骨」というものが欠落しているということだ。
 
 覇気がなく、クラゲのように骨のない人間で溢れている。中にはそうではない者もいるが、何かあればすぐにポシャル人間がほとんどな気がする。そんな人間が言うキメ台詞がある。「自分捜し」である。
 中味のない者がいくら自分を捜しても何もないだろうに・・・・・・
 捜すべき自分というのは、今の自分の延長線上にあるもので、日々の積み重ねた成果が捜されるべき自分であり、それを見つけた時は自分が完成しているということだ。なのに、何も入っていない空っぽの自分を若いうちに捜しても何を得られるのだ?

 大阪商人の町として知られる船場(せんば)では、「初代が不眠不休で事業を起こし、二代目が苦労なく継承し、三代目が遊びほうけて潰してしまう」というのが伝えられている。
 どういうことかというと、初代から厳しく躾られてきた二代目は、子供にだけは(自分のような)苦労をさせたくないという親心から甘やかした結果、三代目が財産を食い潰すということである。要は二代目が問題なのだ。
 これは各商家の家訓になるほど戒められたことで、船場でどうのように解決してきたかというと、跡取りを他所の家にあずけ、他人の手で仕込んでもらう制度を作ったのだ。そこで一人前の男にしてもらい、戻ってくれば初代のレベルを維持できるとされていた。それを互いの商家でやっていたのである。

 それを世界でやってきたのがアングロサクソンである。イギリスには中高生から「寄宿舎制度」があり、男として自立できる人材を国をあげて養ってきた。「ハリー・ポッター」にも親元を離れて生活させる制度が登場してくるほど、それは日常化していた。
 一方、日本の団塊の世代がやったことは、経済成長と共に子供を甘やかせ、家を省みないかと思えば、子供の友達と思われたいマイホームパパが激増し、家の手伝いもしない子供に高い小遣いを与えて、それをステータスとしてきた。

 その結果はどうだ。自立できない子供が激増し、パラサイト人口が50万人を突破しているという。数え方によれば100万人を突破するともいうが、これほどひどい有様になったのは、経済成長と共に拝金主義に踊り狂い、最後にバブルまで崩壊させた団塊の世代の責任である。
 その団塊の世代は、年金をもらい、退職金を持ち逃げ同様に受け取れる最後の世代といわれる。それでいいのかということだ。団塊は筆者を含めて何かしらの罪滅ぼしをしなければならないのではないか。

 自民党に長期政権を与え、日々を拝金主義におぼれた結果、日本を今のような莫大な借金大国に転落させたのだ。EUの主導国(フランス・ドイツなど)は、仮に日本がヨーロッパにあったとしても、加盟国にはしたくないと思っているという。
 一部の経済学者は、体外責務(借金)は無いと胸を張るが、国内借金は表に出ているだけでも800兆円近く(実際は1200兆円を超えているとされている)、一家族当たり表向きだけで1700万近い借金があるわけだが、その金を天下り官僚どもの支配する国に返さねばならないのである。
 借金総額を人口比で見た数値が、ほぼ破産した夕張市と同じ比になるといえば、世界が日本をどう見ているかがおよそ察しが着くだろう。外国に借金していないというレベルではないのだ。
 
 東京オリンピック・・・・・・本気でやれると思っているのか?
 技術大国日本・・・・・・その支えとなる中小企業を潰す政策に邁進する自民党と公明党に、莫大な票を与えてきたのはどこの誰なのだ?
 日本の政治は三流といわれるが、そんな政治を自民党に任せつづけた日本人は、世界の四流ということだ。■

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