■第38話 怠惰が生む「剣道の崩壊!?」(後編)
2000年に行われた「シドニーオリンピック」の男子100キロ超級決勝戦で、日本が送り込んだ篠原信一選手は、フランスのダビド・ドゥイエ選手に惜敗する。
ところが、何度ビデオで確認しても、篠原の“内股すかし”が決まっているのである。ドゥイエは完全に背中から先に落ちているからだ。しかし、審判はそれをとらず、結果的に逃げ切ったドゥイエの優勢勝ちとなってしまう。
後に、様々な日本側のオリンピック関係者が「IJF」の会長に抗議文を送ったが既に手遅れである。当然だ、その時に不服を申し立てないと、試合が続行されるからである。
そこで問題なのは、シドニーに同行した当時の全日本柔道男子強化ヘッドコーチの山下泰裕(元金メダリスト)の対応である。
彼がやったことはいったい何だったか?
篠原選手の内股すかしが無視された時、彼は両手を上げたまま何もしないで立ち尽くしていただけだった。柔道のルールでは、明らかな審判上の問題が生じた場合、コーチは即刻試合を中断させてでも、不服を申し立てる権利がある。
あるいは主審が試合場から離れるまでに不服を申し立てねばならないが、それを山下は全く使わなかったのだ。やったことといえば、バカみたいに腕を上げたまま立ち尽くすだけだった。ルールを知らなかったのなら、コーチの資格が無いことになる。腕っ節だけでコーチは勤まらない。即対応できる頭が必要なのだ。
これは日本人の特質でもある。瞬間的な対応ができないのである。後で何とかなると高をくくり、その場は体裁を装って棚上げにしてしまう。それで負けたのが先の「太平洋戦争」である。その内に“何とかなる”でズルズルと対応が送れ、結局、原爆を2発落とされてノックアウトとなる。
ここでも何度か申し上げてきたが、韓国は一種の妄信国家であり、日本の成果なら何でも自分の成果と思い込む重症のカルト的民族だ。日本に対してなら、どんな嘘も恥も何も感じない民族性をもっている。日本にいる在日韓国人は、半島ほどではないが、それでも韓国と対応する動きを見せる者が多い。
近年、アメリカ西海岸を中心に、日本の剣道を勝手に「KUMDO」と変えた道場が急速に進展している。
そのうたい文句は「真の剣道は韓国にあり。日本は韓国の猿真似をしただけ」である。それを単純なアメリカ人たちは「そうとは知らなかった!」と感激し、韓国の国家ぐるみの捏造に騙された入門者が後を絶たないという。
同じことはヨーロッパ各国でも行われ、やがて中国でも、アフリカでも、オーストラリアでも、東南アジアでも起きるはずだ。
こうなる責任の一端は、山下コーチ同様、その場で何の対応策もとらず、ただ呆然と立ち尽くすだけの日本側にある。そして、「まあ後で何とかなる」と高をくくるのである。
欧米は自国の文化を汚された場合、忽然と戦いを挑むが、日本は周囲の顔色をみながら小出しで対応する。よって全てが後手、手遅れとなり、結局は世界中からもの笑いの種になる。
日本は、国際舞台の席上で異常な韓国の捏造体質を伝えるべきであり、日韓友好はその上で同時進行すべきことだ。今のままなら、盗人・乞食国家が大きな顔でのさばるだけである。
50万部以上を売りつくした嫌韓流の漫画家が、最初は大手出版各社に原稿を持ち込んだが、日韓友好にふさわしくない理由で全て蹴られたという。結局、弱小出版社から発行されたが、日本の出版界は韓国の顔色を見て対応している実態が露骨に見える出来事だった。
日本のTV局も同じで、日韓友好を盾に真の韓国の姿(歴史の捏造や日本文化の横領)をほとんど伝えない。逆恨みした韓国がうるさいからと、韓流ドラマが三度の飯より好きなオバ様族に睨まれたくないからだ。
これでは真の戦況を伝えなかった戦前戦中の日本のマスメディアと同じではないか。この国は何度同じ過ちを犯しても、結局は何一つとして学ばない。
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