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■第60話 自民党と朝鮮半島の関係!!

 在、国民の反発を受けるので、北朝鮮に強気に出ている自民党は、基本的に一刻も早く北朝鮮と外交を回復したいと望んでいるのが真相だ。嘘と思うなら、最近の拉致問題発言に含まれる、“国交回復”の文字が幾つあるか数えればいい。

 自民党がアメリカに対してよく言う、「拉致国家に対してテロ支援国家の取り消しをしないよう要請する」という発言も、“国内向け”と考えた方がいい。アメリカが植民地の傀儡政府の言うことを聞くことはあり得ないし、自民党もそのことを裏では承知している。

 生臭い話だが、自民党は北朝鮮に少しでも早く莫大な「戦後賠償金」を払いたいと願っている。

 小泉純一郎が最初に北朝鮮に出向いたときも、拉致被害者調査と賠償金の支払いが目的だった。結果、キム・ジョンイルが莫大な賠償金を払ってもらえる感謝から拉致を認めたため、日本の国民が激怒して支払いが宙に浮いているだけだ。

 裏を返せば、「拉致が解決したら、戦後賠償金を払える」ことになる。自民党が、拉致問題を一刻も早く解決したい真相はそこにあるのだ。

 しかし、今の日本の現状は、自民党が大盤振る舞いできるような状況ではない。TVのニュースキャスターが、病院に行けない貧困者や、マンガ喫茶に泊り込む生活困窮フリーター問題について、「こんな裕福な日本で、こういう現状があるのは信じられません」と、言葉を詰まらせるが、思わずオイオイである。

 東京のど真ん中にいると感覚が狂うらしいが、本当の日本は、赤ん坊を含めて、“一人700万円以上の大借金”を背負う極貧国家だ。これは等しく、全国民が自民党の日本政府に返さねばならない大借金である。

 そうさせた責任は誰でもない、舵取りを誤った自民党にある!!

 なのに日本人は、今も自民党の責任を問うことなく、国民の4割近くが自民党を支持するという、「愚民政治(衆愚政治)の典型的な有様だ。

 800兆円を超える天文学的借金は、借金額による人口比でいうと、ちょうど「夕張」と全く同じである。そんな夕張が、背伸びをしながら国連に膨大な資金を納めるとか、オリンピックを誘致すとか、朝鮮半島に膨大な賠償金を払うなどと言っている…それが自民党の支配する今の日本の姿である。

 それにしても、なぜ自民党は、朝鮮人に払う必要も無い賠償金を、こうまで積極的に払いたがるのだろうか?

 朝鮮半島には、「韓国併合」時代の日本が、半島全域に鉄道網、港湾施設、上下水道施設、公共施設、都市開発等々を行っており、それが戦後、無償で朝鮮半島に譲渡されている。これだけでも賠償以上の十二分の額である。というか、日本が朝鮮半島を破壊したことは一度も無い。

 それらの資産を、「朝鮮戦争」で破壊したのは、北朝鮮のキム・イルソンである。なのに、ずうずうしくも日本に戦後賠償を求めてくる異常さは韓国と全く同じだ。

 自民党は、韓国に戦後賠償をしない代わり、裏で韓国が提示した同額を、経済協力金の形で韓国に払い込んでいた。

 1965年、自民党は韓国政府に、「日韓基本条約」における請求権及び経済協力協定において、「有償2億ドル(720億円)と「無償3億ドル (1080億円」、さらに「民間3億ドル」を韓国側に支払ってしまった。しかし、韓国政府はその支払いを国民に一切公表せず、今も日本に対して、戦後賠償に応じたドイツと比較しながら、戦後賠償を行わない日本への非難を繰りかえしている。これは詐欺と同じだ。

 そのため、北朝鮮も当時の同額を現在のレートで支払えと日本政府に請求しているのである。円換算で現在の価値基準に直すと、韓国に支払った10倍以上の額になる
 その額を、自民党は、北朝鮮が日本と国交を回復してくれたら支払うと約束しているのだ。

 そもそも、自民党がなぜそうまでして朝鮮人に金を支払いたいかというと、自民党が裏で約束した手形、つまり表に出ない約束手形があるからだ。 

 その当時の自民党のドンだった(故)金丸信とその一派が朝鮮半島に赴き、国際常識を無視する土下座外交に徹した結果がこれである。表向きはどうあれ、そこで金丸がキム・イルソンと何を約束したかが一切公表されていない。

 言える事は、自民党のドンが戦後賠償に応じる約束を北朝鮮とした結果、今も自民党はその約束を果たそうと躍起になっているということだ。金丸は自民党にとって今も精神的ドンでありつづけ、中曽根など老獪どももそれに準じている。この愚かしさを叩き潰すには、政権交代で自民党の約束手形をチャラにするしかない。

 そもそも植民地政策を行った国々でさえ、賠償金など払ったためしはないのだ

 しかし、国際損益まで考えて投票する日本人は圧倒的少数で、自民党支持者のほとんどは、おらが村の先生様投票惰性投票、あるいは自民党の言う“国際公約(=アメリカ一国との公約)”を、国際公約と早とちりする騙され投票である。

 もっとも自民党が喜ぶのは、「投票に行かない人間が増えること」と、「連休、あるいは雨が降って有権者が選挙に行かないこと」である。つまり選挙に行かない人間は、自民党支持者と同格、あるいはそれ以上の自民党の戦力になっているということだ。

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