■第71話 中国の狙い!!
日本で発祥した中国「天洋食品」の冷凍餃子に混入された薬物中毒事件で、ロシアも中国製の餃子輸入をストップし、進展によっては世界中に拡大する可能性も出てきている。(というかロシアも餃子を食べていたのかと驚く)
そんな中、“真の被害者は我々”と公表した「天洋食品」だが、まるで大騒ぎしている日本が悪いと言わんばかりに聞こえなくもない。
中国政府も解決に前向きの姿勢は見せているが、実際は“もみ消し”に必死というのが真相だろう。
日本を訪れた中国政府の調査団も、裏では日本政府に対し、「オリンピックをひかえる中国にイチャモンをつけるな!」と言いにきた伏しが見られる。つまり表には出ない外交圧力のことだが、中国擁護派が多い自民党はこれにはてんで弱い。
はっきり言ってしまえば、中国政府は“原因不明でチャラ”にしたがっている。その姿が見え見えなのだ。少なくとも「オリンピック」まで日本を黙らせておきたいのが真相で、「上海万博」の頃には世界も忘れてしまうことを大いに期待している。
この問題は“グレーゾーン”を引きずったまま、中国が認めない形で決着してしまう可能性がある。要は両者で藪の中にしてしまうということだ。
勿論、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」は、日本国内の研究機関で使用されるものと混合割合が異り、同じく「ジクロルボス」も、日本国内にはない粗悪品である。
つまり、「食品テロ/薬物混入事件」は中国が原因で起きたことは明々白々なのだ!!
李副局長は、「中国政府は食品の安全問題を一貫して重要視しており、輸出食品についても厳しく管理している」と胸を張り、中国食品の安全性を強調するが、世界はどうあれ、アメリカ牛肉にあれほどのアレルギー反応を示した日本の消費者が、そうすんなり中国に乗せられるとも思えない・・・・むしろ材料が中国製か否かを確認する風潮が加速するとも限らない。
しかし、よほどのことが無いかぎり、結局は日中痛み分けで政治決着し、消費者が徐々に忘れるのを期待するのが、両政府の落としどころになるだろう。
結果、これ以後も日本の食糧の海外(中国)依存度は変わらぬまま進展しつづけ、ある段階で日本の食料自給率は致命的段階を迎える。
「環境激変」か「巨大災害」により、中国本土で未曾有の食料飢饉が起きたり、中国共産党がロシアのプーチンをまね、日本が中国に逆らうようなとき、日本への食料輸出を止める場合だ。
中国に自分の首根っこを差し出しているのが今の日本といえる。
特に「地球温暖化」が急激に進む中、食料の殆どを海外に依存する愚策は、亡国への道以外の何者でもなく、日本に亡者が溢れてから気付いても手遅れである。
その頃の日本は、GDPの2位から脱落し、国民一人当たりのGDPも30位まで落ち、円の価値も暴落しているため外国から大量に物が買えない。たとえ金銭を出したところで、売ってもらえない状況になる。
何十年も手を付けなかった田畑は、殆ど“死に地”も同然で、たとえ奇跡的に回復させたとしても収穫は1年後・・・・それもうまくいってのことである。そのときになって初めて自民党の無能無策のせいと知っても後の祭り。日本は今以上の笑いものになる。
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