■第72話 超デジタルに勝る超アナログ!!
今回、漁船と衝突事故を起こした海自のイージス艦「あたご」は、イージスシステム搭載艦としては“世界最大”だそうで、自衛隊が保有する戦闘艦としても最大級の艦艇という。
意地の悪い表現をすれば、その世界最大が、小さな漁船すら発見できず(レーダーに感知されなかった可能性のコメントが自衛隊側から出ている=後に口裏あわせの誤魔化しと判明)、目視でしか夜間航行できない程度の代物と判明した。(その程度の隠蔽と情報操作能力しか防衛省にはないと判明した)
そういえば、2000年に、アメリカ海軍の第五艦隊所属のミサイル駆逐艦「コール」が、イエメンのアデン港で停泊中、ゴムボートで突入したイスラムの自爆テロで大破し、17名の水兵が死亡し、39名が爆風で負傷した事件があった。
ミサイル駆逐艦とはいえ、イージス機能も有していたのでイージス艦といっても構わないが、“精密デジタルというのは、案外大雑把なアナログに弱い”のかもしれない。
巷に言われているように、今回の事故で喜んだのはキム・ジョンイルだろう。一艘のゴムボートだけで、日本の防衛機能の塊をお釈迦にできることが分かったからだ。
2006年8月に起きた「首都圏大規模停電」では、東京の首都機能が完全にマヒしたが、原因は、江戸川を航行中のクレーン船が、クレーンを下ろす義務を怠り、アームを架線に接触させたことによって発生した。
つまり、北朝鮮の工作員が東京を停止状態に陥らせるには、江戸川にかかる東京電力のケーブル一本を切断するだけでいいということだ。
東京電力は、この事故の後、バックアップ体制を考えることなく、事故の前と同じ1本のケーブルだけで修復を終えている…なんとまあ平和ボケした国だろう。
そういえば、先の「太平洋戦争」の末期、日本の空を飛ぶ戦闘機は、高速高性能のアメリカ軍の戦闘機だけになっていた。
そんなとき、一人の若いアメリカの戦闘機乗りが、とんでもない日本の飛行機をと遭遇して肝を潰す。その飛行機は真っ赤に塗られ空中で停止できたからだ。
正体は日本の複葉練習機「93式中練/あかとんぼ」だった。あまりの速度の遅さから、アメリカ軍戦闘機は、瞬時に追い抜いてしまい、まるで日本機が空中停止したように錯覚したのである。
しかし、「第2次世界大戦」の戦場で、旧式のアナログ機が多用された実例がある。イギリスの双発爆撃機「デハビランド モスキート (de Havilland Mosquito) 」だ。
鉄とアルミが不足していた時代、機体の殆どを家具材料の木材で作り、実戦で飛ばしたところ、ドイツのレーダー網に補足されにくいことが判明した。以後、この木製爆撃機は終戦まで活躍する。
つまり“極端な最先端システムは、旧式なアナログに弱い”という実例が、昔から存在していたのである。
冗談は抜きにして、日本の自衛隊がいかに弛んでお粗末かを露呈した以上、アジア諸国は、日本のハイテクイージス艦より、北朝鮮のゴムボートの方を恐れるべきだろう!!
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