第81話 続・穀物自給率28パーセントの恐怖
政府自民党(創価学会=公明党も同じく)は信用できる代物ではなく、国を滅ぼすために存在する獅子身中の虫である・・・・・・と過激に打ち上げても右翼と間違われては困るので、ややトーンを落としながら、信用できない政府自民党に対する自己防衛策を述べることにする。
勿論、テーマは、世界的食料不足から生き抜くための“食糧確保”である。
手遅れになってからでは、もはや後の祭りとなるが、今ならまだ個人レベルの努力でも何とか間に合う範囲にある。
そこでもし貴方の家が農家であれば、売るためではなく、自分と家族のために米を作ることだ。
そして、米は脱穀せずに保管する。食べるのは勿論、この米である。これを“自給自足”といい、昔はこれが基本だった。日本人は、米と塩と水があれば何とか生きることができる民族だし、畑があれば、長期保存が利く野菜をつくり、塩漬けにして大量に保管しておくことである。
この場合の労働は無駄にならない。必ず食べられるからである。
戦後、食糧不足に陥った日本人は、“買出し”の名で、遠くの農家から米や野菜を調達してきた。その際、支払われたのが着物や時計などで、物々交換で食料を確保したのである。
しかし、戦争を起した張本人(役人ども)は、軍の横流し品でたらふく暮らし、戦前戦中にかけて威張り散らした警察にいたっては、駅で買出しで帰る庶民を待ち伏せし、「おいコラ貴様」の国家権力の名の下にわずかな食料を強奪した。勿論、奪いとった食料は自分たちの生活の糧にした。
日本人が作る国家とはそういうレベルである。「官僚は最後には国民を裏切る!」そう知っておれば策も立てられるだろう!
つまり、食料が圧倒的に不足する時代、農業は間違いなくこれからの花形になるということだ!!
だから下手な派遣社員で少ない身銭を抜かれる生活より、農業に従事するほうが間違いないということだ。今なら休耕田が有り余っている。休耕田を有益に耕したいといえば、安い賃料(タダの場合や、収穫の10分の1の場合もある)で貸してもらえる時代である。
作る米にしても、エタノール用の三級米レベルでも商売になるような時代になってくる。
しかし、なんといっても重要なのは自分と家族のための食糧確保である。毎年、最低でも家族1年分づつは無脱穀で確保し、使用するたびに脱穀し精米する。だから面倒な農協と無縁でいい。
余った分は、真空パック(商品として売っている)しておけば5年は確保できるだろう。この分は保険である。年によって気候不順から収穫が激減することがあるからだ。
半農の場合は、仕事が終わった後、土日曜祭日を利用して米を作ればいい。その場合、糸を張って腰をかがめるような邪魔くさい田植えなどはしなくていい。田んぼの中に立って、苗の束を上に放り上げるだけでいいからだ。重力で落ちてきた苗は自然と根を下にして田んぼに着地する。綺麗に並ぶ稲など本当は必要ではない。実際、この方法で美味い米を作れることを証明した農家が存在する。
草むしりもしないで成功する畑もあるし、ここで重要なのは、農業で生計を立てるのではなく、あくまでも将来に対して自分と家族が生き残るための食糧確保である。あまれば売ればすむ。
時代が切羽ずまって来ると、深夜、盗みに来る輩への対策が必要になるかもしれない。それは各自で考えるしかないが、田畑をできるだけ家の側に置くことや、センサーなどのハイテク機器で侵入者を防御することだ。特に倉庫は厳重にしておく必要があるだろう
あなたが農業の経験が全くない場合、一人だけでもいい、現地で農業関係者と知り合いになっておくことだ。何かとアドバイスを受けられるからである。
次は、都会から離れることができない人々についての対策法を考えてみたい。[つづく]
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