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2008年5月の4件の記事

第81話 続・穀物自給率28パーセントの恐怖

 府自民党(創価学会=公明党も同じく)は信用できる代物ではなく、国を滅ぼすために存在する獅子身中の虫である・・・・・・と過激に打ち上げても右翼と間違われては困るので、ややトーンを落としながら、信用できない政府自民党に対する自己防衛策を述べることにする。

 勿論、テーマは、世界的食料不足から生き抜くための“食糧確保”である。

 手遅れになってからでは、もはや後の祭りとなるが、今ならまだ個人レベルの努力でも何とか間に合う範囲にある。

 そこでもし貴方の家が農家であれば、売るためではなく、自分と家族のために米を作ることだ。

 そして、米は脱穀せずに保管する。食べるのは勿論、この米である。これを“自給自足”といい、昔はこれが基本だった。日本人は、米と塩と水があれば何とか生きることができる民族だし、畑があれば、長期保存が利く野菜をつくり、塩漬けにして大量に保管しておくことである。

 この場合の労働は無駄にならない。必ず食べられるからである

 戦後、食糧不足に陥った日本人は、“買出し”の名で、遠くの農家から米や野菜を調達してきた。その際、支払われたのが着物や時計などで、物々交換で食料を確保したのである。

 しかし、戦争を起した張本人(役人ども)は、軍の横流し品でたらふく暮らし、戦前戦中にかけて威張り散らした警察にいたっては、駅で買出しで帰る庶民を待ち伏せし、「おいコラ貴様」の国家権力の名の下にわずかな食料を強奪した。勿論、奪いとった食料は自分たちの生活の糧にした。

 日本人が作る国家とはそういうレベルである。「官僚は最後には国民を裏切る!」そう知っておれば策も立てられるだろう!

 つまり、食料が圧倒的に不足する時代、農業は間違いなくこれからの花形になるということだ!!

 だから下手な派遣社員で少ない身銭を抜かれる生活より、農業に従事するほうが間違いないということだ。今なら休耕田が有り余っている。休耕田を有益に耕したいといえば、安い賃料(タダの場合や、収穫の10分の1の場合もある)で貸してもらえる時代である。

 作る米にしても、エタノール用の三級米レベルでも商売になるような時代になってくる

 しかし、なんといっても重要なのは自分と家族のための食糧確保である。毎年、最低でも家族1年分づつは無脱穀で確保し、使用するたびに脱穀し精米する。だから面倒な農協と無縁でいい。

 余った分は、真空パック(商品として売っている)しておけば5年は確保できるだろう。この分は保険である。年によって気候不順から収穫が激減することがあるからだ。

 半農の場合は、仕事が終わった後、土日曜祭日を利用して米を作ればいい。その場合、糸を張って腰をかがめるような邪魔くさい田植えなどはしなくていい。田んぼの中に立って、苗の束を上に放り上げるだけでいいからだ。重力で落ちてきた苗は自然と根を下にして田んぼに着地する。綺麗に並ぶ稲など本当は必要ではない。実際、この方法で美味い米を作れることを証明した農家が存在する。

 草むしりもしないで成功する畑もあるし、ここで重要なのは、農業で生計を立てるのではなく、あくまでも将来に対して自分と家族が生き残るための食糧確保である。あまれば売ればすむ

 時代が切羽ずまって来ると、深夜、盗みに来る輩への対策が必要になるかもしれない。それは各自で考えるしかないが、田畑をできるだけ家の側に置くことや、センサーなどのハイテク機器で侵入者を防御することだ。特に倉庫は厳重にしておく必要があるだろう 

 あなたが農業の経験が全くない場合、一人だけでもいい、現地で農業関係者と知り合いになっておくことだ。何かとアドバイスを受けられるからである

 次は、都会から離れることができない人々についての対策法を考えてみたい。[つづく]

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第80話 穀物自給率28パーセントの恐怖!

 民党と官僚の馬鹿さ加減にはいい加減にウンザリだが、「穀物自給率」を28パーセントに落とす政策が、いかに国の自殺行為かは、地球温暖化と、エタノール需要による世界的食糧難の状況から明確である。

 穀物自給率28パーセントは、世界173カ国中124番目(2002年)で、今年はもっと下がる。

 「食物自給率」の面でも、既に日本は40パーセントを切っている。野菜などが含まれるため、40パーセント台になっているだけだ。それでも国家存続のボーダーライン、70~75パーセントの半分近いという危うさだ。

 歴史的大干ばつで喘ぐオーストラリアは、最近まで食物自給率265パーセントを誇っていた。そのため、小麦やトウモロコシを日本に大量輸出できたのだが、今年からそうはいかない。

 案の定、小手先しか考えない政府自民党などは、「バター」が店頭から消えて初めて出した指示が、なんと「畜産関連業者にバターを沢山製造するようにと指示を出しました」という。 あの連中は馬鹿なのか!

 少し前、牛乳が多いと乳牛を大量処分させ、頭数制限を定めた挙句、その舌の根も乾かぬうちに、今度はバターが無いで大量増産せよという。

 インドやタイは、米の海外への輸出を禁止した。結果、フィリピンでは異常な米不足に陥り、大勢の人が朝早くから米の買出しに走っている

 これを対岸の火事とするべきではない。明らかに“世界的食糧危機”の前触れなのだ。ところが、日本人の殆どはアメリカが付いているので何とかなると高をくくって生活をしている。まるで「蟻とキリギリス」のキリギリスだ。

 世界はそんな甘くはない。どこの国が自国民よりも他国民を優先するのか?

 事実、前年まで、アメリカの食料自給率は 127パーセントだったが、ハゲタカ・ファンドの投機対象となったエタノールへの転化により、一挙に下落。今年、アメリカ国内でも、小麦とトウモロコシが一気に不足状態に陥り、食料品が30パーセントも値上がりして、アメリカ人の台所を直撃している。

 そんな中、日本は国を挙げて自民党主導で道路作りに専念中である・・・・・この国の人間は馬鹿なのか?

 インドの食料自給率は107パーセントだが、それでも将来を見越して穀物輸出を禁止した。フランス は121パーセント、 ロシア は106パーセント、戦後何かにつけて日本と比較されるドイツ は99パーセントで、危機管理能力と先見の明は流石である。

 国が馬鹿なら、一緒に付いて行く日本人はさらに馬鹿である。国は都合が悪くなると自己責任を押し付けてくる。ならば、今の段階から国など無視し、“自己防衛”に入るしかない。

 そのための具体策は、次回、詳細に報告する。 [つづく]

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第79話/実より花の日本人?

 小路きみまろの「人間で一番大事なのは見た目!」のセリフではないが、前回の「衆議院選挙」を見る限り、わけの分からない華々しい「小泉劇場」の方が、マニフェスト政策を持つ民主党を遥かに上回った。

 小泉パフォーマンスが面白いというだけで、テレビ各局が殺到し、「郵政民営化」の裏(有権者はアメリカからの命令があった事実を再認識すべきだ)など考えもせず、マスコミと一緒に踊った有権者が、雪崩を打って小泉自民党へ票を入れたのだ。

 結果、どうなったか?

 その頃、抵抗勢力だった(元)自民党議員の多くが、いつの間にか復党し、道路族が復活し、主導権さえ握っている始末。どこが「自民党をぶっ壊す!」だ?

 小泉効果が薄れてきた今、もう一度“騙し”を決行しよう画策する輩がいる。森前首相と小泉前首相である。再び小泉がコソコソ動き始めているのはそのためだ。

 それが、「政界キャンディーズ」と銘打つ「東京プロジェクトレディース」の結成であり、小池百合子衆院議員を中心に、小泉チルドレンの猪口邦子と佐藤ゆかりが脇を固めている。華やかさをアピールするためだろうが、本当のキャンディーズファンなら怒るだろう。

 今度は、「女性が自民党を変え、日本を変えます!」のキャッチが踊る小泉劇場のオマケ劇である。勿論、自民党の実態は何も変わらない。メッセージは嘘であり誤魔化しであり虚無である。上辺だけ着飾ればいいということだ。

 それでも、初の「女性の自民党総裁!!」の登場劇は、大きな話題を掻っさらうだろう!

 週刊誌やパブロイド紙などは、勝手に「日本史上初!女性内閣総理大臣誕生か!?」で既成事実も報じてくれるだろう。

 マスコミは連日連夜、女性の自民党総裁の誕生劇を大々的に報道し、特にテレビ局は華を求めて撮りまくるだろう。結果的に全マスコミが自民党の選挙応援をしてくれる。

 小池自民党総裁の露出度が増し、彼女が語る見せ掛けの改革案が新聞テレビで何度も取上げられる。小泉当時と全く同じ構図だ!

 オバタリアンは雰囲気と見かけに弱い。全てではないにせよ大勢の女性有権者(男性も危ない)が惑わされるはずだ

 こういう自民党内の紛争劇を、日本の有権者はイコールで国政と直結する愚かしさを持っている。

 史上初の女性総理、小池百合子総理大臣の誕生を期待させる動きは、当然だが衆議院選挙に勝つ為の“飾り物”である。

 裏では自民党の男どもが実権を離さないのは当然で、改革などする気は毛頭無い。矛盾する法案でも、福田内閣のように両方平気で出せる自民党である。しかし、愚民相手ならこれで十分である!

 女性総理大臣の誕生を煽る「大奥スペシャル劇場!」は、サミット花道論で予定される福田退陣後の総裁選直後から始まり、それが民主党の党首選(9月)の後だけに、自民党総裁選はニュースとしての新鮮味が違う。

 マスコミ報道は、全て自民党一辺倒となり、そこで初めて自民党は衆議院選挙へ打って出てくる!!

 華々しい花火さえ打ち上げれば、マスコミや有権者はいくらでも騙せる寸法で、その程度の選挙戦略でも、日本の有権者相手なら十分なのだ!

 福田内閣が酷ければ酷いほど、次の小池百合子姫が別に大したことが無くても、際立つ仕掛けになっている!!

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第78話 ゆで蛙状態!!

 界中の民族を動物に当てはめたら、日本人は「」になるという。

 なぜ蛙かというと、食事の場でも何処でも、始終水を飲むのは日本人ぐらいだからというのだが、今では別の意味の蛙のようだ。

 「ゆで蛙」という言葉がある。蛙を水に入れておき、徐々に加熱していくと、その内に水は沸騰する。そうなると蛙はボイルされて熱死する。当然、そうなる前に本来は気づいて逃げ出すはずが、蛙は逃げ出さない。少しずつの変化にまったく気づかないからだ。つまり蛙には状況を正確に分析する能力がない。

 それと同じ状態が今の日本人かもしれない。

 「喉元過ぎれば暑さを忘れる」…「人の噂も七十五日」…「無理が通れば道理が引っ込む」…「長いものには巻かれろ」…等々、今の日本人にピッタリの言葉が次々と出てくる。それもそのはずで、すべて昔の日本人が作った言葉である。

 自民党が狙うのは、「議院内閣制」の背後にある、本当の日本の支配制度、「官僚内閣制」の絶対固守である。

 中央集権の官僚中心主義をつぶさないためなら、自民党は何でもやる。あの手この手の詭弁と策謀を労しながら、愚民という蛙をあやつり、そして利用していく。そのために嘘をつくのは当たり前で、自民党には何らの呵責も無い。

 今回の戦略も、ガソリン税を再び上げてしまっても、しばらくすると、蛙は前のことなど簡単に忘れてしまう。

 地方に道路が必要といえば、それもそうかと蛙は納得し始める。ゆで蛙とはそういうことをいう。

 そして、自民党は「衆議院解散総選挙」などせず、暫く首を引っ込めているだけで、そのうちに嵐の方から通り過ぎてくれる。蛙の記憶が薄れて消えていくのだ

 通り過ぎれば、小泉劇場で成功した誤魔化しの第2幕を開催すればいい。つまり、自民党の常套手段である“困ったときの女頼み”の悪用だ。「女性総理の誕生劇!!」である。

 候補者は二人。「元防衛庁長官・小池百合子」VS「自称初の女総理・野田聖子」!!

 これを前哨戦として蛙の前に提示すれば、蛙はヤンヤヤンヤの大喝采で沸き返る。マスコミも一緒に盛り上がり、蛙はどんどん熱狂して最後はゆで上がってチョンになる!

 本筋を見失うのだ!

 自民党は、適当な誤魔化し改革案を提示するだけでいい。蛙の方で勝手にゆで上がってくれるからだ。かくして官僚が胸をなでおろし、背後で操るアメリカも大喜びするという次第。

  なぜなら、日本はアメリカの「植民地」というのが現実で、それを自民党に任せているだけである。自民党は昔のフィリピンのマルコス政権と同じく、利権で地方と密接につながっている。

 奴隷の儲けは、全てアメリカ人の懐に入るシステムが出来上がっている

 「郵便局の莫大な貯金」も、小泉劇場に騙された蛙が、アメリカ人の老後生活の補てんに自ら“献上”してしまった。これらは数年後、アメリカに踏み倒される。

  日本というアメリカの植民地の管理人が自民党であり、これを世界では「傀儡政府」という。

 ゆで蛙…それが今の日本人の姿に見えてならない!

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