第78話 ゆで蛙状態!!
世界中の民族を動物に当てはめたら、日本人は「蛙」になるという。
なぜ蛙かというと、食事の場でも何処でも、始終水を飲むのは日本人ぐらいだからというのだが、今では別の意味の蛙のようだ。
「ゆで蛙」という言葉がある。蛙を水に入れておき、徐々に加熱していくと、その内に水は沸騰する。そうなると蛙はボイルされて熱死する。当然、そうなる前に本来は気づいて逃げ出すはずが、蛙は逃げ出さない。少しずつの変化にまったく気づかないからだ。つまり蛙には状況を正確に分析する能力がない。
それと同じ状態が今の日本人かもしれない。
「喉元過ぎれば暑さを忘れる」…「人の噂も七十五日」…「無理が通れば道理が引っ込む」…「長いものには巻かれろ」…等々、今の日本人にピッタリの言葉が次々と出てくる。それもそのはずで、すべて昔の日本人が作った言葉である。
自民党が狙うのは、「議院内閣制」の背後にある、本当の日本の支配制度、「官僚内閣制」の絶対固守である。
中央集権の官僚中心主義をつぶさないためなら、自民党は何でもやる。あの手この手の詭弁と策謀を労しながら、愚民という蛙をあやつり、そして利用していく。そのために嘘をつくのは当たり前で、自民党には何らの呵責も無い。
今回の戦略も、ガソリン税を再び上げてしまっても、しばらくすると、蛙は前のことなど簡単に忘れてしまう。
地方に道路が必要といえば、それもそうかと蛙は納得し始める。ゆで蛙とはそういうことをいう。
そして、自民党は「衆議院解散総選挙」などせず、暫く首を引っ込めているだけで、そのうちに嵐の方から通り過ぎてくれる。蛙の記憶が薄れて消えていくのだ。
通り過ぎれば、小泉劇場で成功した誤魔化しの第2幕を開催すればいい。つまり、自民党の常套手段である“困ったときの女頼み”の悪用だ。「女性総理の誕生劇!!」である。
候補者は二人。「元防衛庁長官・小池百合子」VS「自称初の女総理・野田聖子」!!
これを前哨戦として蛙の前に提示すれば、蛙はヤンヤヤンヤの大喝采で沸き返る。マスコミも一緒に盛り上がり、蛙はどんどん熱狂して最後はゆで上がってチョンになる!
本筋を見失うのだ!
自民党は、適当な誤魔化し改革案を提示するだけでいい。蛙の方で勝手にゆで上がってくれるからだ。かくして官僚が胸をなでおろし、背後で操るアメリカも大喜びするという次第。
なぜなら、日本はアメリカの「植民地」というのが現実で、それを自民党に任せているだけである。自民党は昔のフィリピンのマルコス政権と同じく、利権で地方と密接につながっている。
奴隷の儲けは、全てアメリカ人の懐に入るシステムが出来上がっている。
「郵便局の莫大な貯金」も、小泉劇場に騙された蛙が、アメリカ人の老後生活の補てんに自ら“献上”してしまった。これらは数年後、アメリカに踏み倒される。
日本というアメリカの植民地の管理人が自民党であり、これを世界では「傀儡政府」という。
ゆで蛙…それが今の日本人の姿に見えてならない!
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