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第85話 新型トリインフルエンザ発生時の行動

 にも申し上げたが、日本では「厚生労働省」が原因で、新型トリインフルエンザウィルス対策に欠かせない「タミフル」を、連日連夜、湯水の如く使いまくっている。

 世界が躍起になってストックに精を出す「タミフル」を、日本では何処の病院でも、インフルエンザの症状が出るとタミフルを使う。新型トリインフルエンザと全く無関係なインフルエンザでもである。

 日本のタミフルのストック状況というと、“使いすぎてストックが追いつかず、圧倒的な不足状態”にある。この無駄遣いと矛盾を何とも思わないのが日本人で、世界から馬鹿にされる原因の一つになっている。いや、軽蔑されているという方が的確だろう。

 さらなる問題は、一旦、新型トリインフルエンザが発生した場合、本来ならタミフルで対処できるところを、タミフル漬けの日本人の体内を通し、“耐性をもった次世代型トリインフルエンザが、間髪を入れずに発生する”ことだ。

 それが第2波、3波となって日本から世界へと拡散し、被害を更に増大させる危険が出ている。そうなれば最後、日本人が好きというような国は皆無になるだろう。

 そんな懸念を生じさせる原因が、“頭でっかちで机上の空論でしか物事を考えない、お坊ちゃま軍団「官僚」ども”である。そして、彼らに言いなりの“政府自民党、政界寄生虫の公明党”だが、もっと悪いのは、“そんな政党を選挙で必ず選び続ける多くの日本人”だろう。

 そんなことを言う間もなく、新型トリインフルエンザが発生した場合を考え、ここでその対策法の幾つか申し上げたい。

 その前に、簡単なテストを行いたい。以下の3つの内、インフルエンザが蔓延する最大の感染原因を選んでほしい。

呼吸を通して感染するセキやクシャミの飛沫で感染する握手などで感染する

答えは③である。握手などの「接触感染」が圧倒的トップなのだ。申し上げておくが、インフルエンザは空気感染ではない。

 実際、インフルエンザウィルスが空中で太陽光を受けつづけた場合、ほとんどが短時間で死滅する。クシャミなどの飛沫については、目や唇などの“粘膜”に直接かからない場合、ほとんど影響がない。厚い皮膚では貫通できないからだ。

 問題は握手などの「接触感染」である!!

 日本は“お辞儀”の習慣があるので心配ないと考えるのは間違いだ。たとえば、感染者が触れたドアノブ、スイッチ、吊革、キーボード、マウス、コップ、ボールペンなど、無数の接触感染ルートが存在する。その手で、目を擦ったり、口に触れたり、鼻をほじくったり、小便時に触れたりしたら最後、新型トリインフルエンザは薄い粘膜から一気に体内に侵入し、内臓を含む細胞を死滅させ、感染者の多くを短時間で絶命させる。

 欧米では「危機管理」が徹底される可能性が高いが、日本では“周辺各国の様子を見てから決める”という自民党体質が支配的なので、新型トリインフルエンザ発生の初期段階での、トップダウンによる「出社禁止令」が出る可能性はほとんど無い。

 出たとしても、もはや手遅れの段階でだ。皆が納得した段階でしか日本人は動かないからである。特に政府自民党は緊急事態に対処できない構造的欠陥を持つ。古すぎで時代に全く対処できないからだ。

 自民党にできることは、「出社・登校禁止令」を法律化することだが、今の顔ぶれではそれさえも百年以上はかかりそうだ。

 横浜市では、革新派の中田宏市長が、「首都圏で新型トリインフルエンザ患者が一人でも発生したら、その直後、市営地下鉄を止めて全校を休校させる!と発表した。ご存知のように、中田宏市長は自民党ではない自民党では一人もいないし、する気もないだろう。誰も火中の栗を拾わないからだ。(これが常識化してから初めて私どももとくるのが自民党だ)

 つまりこういうことになる。新型トリトリインフルエンザが日本の何処であれ発生した場合、国内では飛行機で数時間以内に自分たちの町にもやってくる。その段階で、危険を押してまで、会社や学校に行くかどうかの選択を、“自分でやらねばならなくなる!!”ということだ。申し上げておくが、自民党と創価学会は全く当てにならない。彼らに“トップダウンによる責任”を取るだけの勇気も資質もない。

 それでも押して出かける選択をするなら、二度と家に戻らないことだ。貴方のその選択で、家族が危険に晒されるからである。出るなら、日本人なら得意の“特攻精神”で行けばいい。新型トリインフルエンザが日本中で蔓延している間、二度と家に戻らない覚悟をしろということである。

 それが「選択と責任」を基本とする「危機管理能力」である。それが無い人間は、言葉がきついかもしれないが、危機的状況下では、存在と行動自体が周囲の迷惑になりかねない。

 次回は、さらに具体的な方法を述べよう。

 

 

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