第93話/内部改革は自民党では不可能!
これは世界の常識だが、「改革」は内部からでは絶対にできない!
言葉を変えれば、“内部にいる人間”では絶対できないということだ。できるのは唯一、内部と全く関係の無い『第三者機関』だけだ。つまり別の人間たちである。
記憶に新しいが、「日産自動車」は閉塞状態を抜本改革できる人材を、社内の重役陣から求めなかった。小手先の誤魔化し改革モドキで終わるからだ。それでは日産がもたない。そこでルノーが資本注入した1999年、カルロス・ゴーンを就任させ、日産の大改革に乗り出して成功する。(今は、長期政権となり、火消し役ゴーンの役目は終わりつつある)
今や政権交代に追い込まれた「自民党」は、「小泉第2劇場」をより華々しくやろうと、総花の百科爛漫だが、末期状態の乱立という方がわかりやすい。
要は、沈む泥舟から救命ボートに乗り込む寸前と思えばいい。今度の「衆議院選挙」でたとえ自民党が惨敗しても、総理大臣としての自分の名だけは残る。日本が存続する限り政界で輝き続ける。要は、最悪でもそこへ滑り込めるということだ。民主党政権下で、自分が総理大臣に抜擢されることは永久にありえないからである。
今度も有権者を騙せれば、アメリカの力を借りて、再び自民党王国を継続できるし、どちらに転んでも悪くは無い。よって百科爛漫の駆け込み状態となったわけで、麻生太郎がいうように、自民党に人材が豊富なわけではない。
しかし、今回の立候補の連中は、劣悪の福田元総理が辞めれば、それだけで“禊が終わった”とばかり、過去の小泉時代を含め、閣僚や政府側にいたことなどまるで無かったかのように、平然とした顔で演説をぶっている。が、どれも上滑りした“嘘ばかり”である。禊は全く済んでいない。
そもそも自民党に改革などできるわけがなく、昔から自民党はそういう仕組でつづいてきた。仮に表に若手を出しても、後ろでは森や中曽根などの妖怪どもが糸を引いている。
「マニフェスト」にしても、昔から公約など破ってもいいというのが自民党である。そんな党が変われるわけが無い。“リンゴ樽の中は既に腐っている”。そこからどんなリンゴを出そうと、全て腐ったリンゴなのだ。小池百合子などは、腐った箇所を厚化粧で塗りたくっている。
どんな馬鹿な人間でも、自民党が掲げるような偽の改革など、小泉元総理大臣の口先の裏切り行為で十分わかっただろう・・・・・が、何度も騙される有権者が多い日本では何とも言えないが。
本当に自分を、日本を救いたければ、「民主党」が言うように、日本の癌である官僚を、失敗すれば首にしたり、降格させる法律を作るしかない!
それは、官僚と一体化した自民党では絶対に不可能だ。やれるという自民党議員がいたなら、それは数パーセントはやれるという小泉改革の正体と同じ意味と解釈すべきである。それは看板のすげ替えで、何の改革にもならない。
アメリカの傀儡政権など、今の日本では百害あって一益無しの全く不要の産物である。官僚で有能なのは3分の1しかいない。後の3分の2は排除すべき国賊であり癌なのだ。
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