■Bー8 引っ掛かるユデ蛙たち!
「小泉劇場第2弾」が開幕した!
いつものように自民党内に“敵”を作り、悪玉との闘いを演出する手口である。閉塞状況の中では、闘争劇をあおって国民に提供すれば、欲求不満の有権者たちの捌け口となり、さらなる小泉の言葉を求めてマスコミが殺到する。
まさにステレオタイプだ!!
たとえ民主党が過去に何度も語った言葉でも、小泉が語れば内部闘争なのでマスコミが嬉々として押しかけてくる。冷静に考えれば何でもないセリフだが、自民党内の争いは「水戸黄門」と同じで、老人や団塊の世代にとれば勧善懲悪で喰い付いてくる。
そして日本中で小泉の一挙一動にヤンヤヤンヤの喝采を送る。前にも言ったとおりの「ユデ蛙状態」である。日本人の大多数は過去から何も学ばない。
案の定、前回の小泉劇場と同じく「民主党」の影が薄くなりはじめ、自民党内の争い劇場に有権者の目が注目している。それがやがて選挙の中心になっていき、「年金問題」や「雇用問題」などどうでもよくなり、「郵政民営化第2ステージ」が争点になるのである。
国民は小泉パフォーマンスに再び大喜びし・・・・・実際、ここ1週間の自民党支持率は上向きになっている。日本の有権者レベルが見て取れる。
自民党の単純なガス抜き戦略が、単純な有権者に功を奏したのだが、正にピンポイントである。単純な頭には単純な内容が効果を出す。これはマスコミと日本人の政治に対する程度の低さを示している。
以前、緊急事態よりもゴルフを優先して総理の席から転がり落ちた森喜朗が、今度も小泉劇場の背後にいてクサイ演出をしているが、単純有権者には効を奏すようだ。
前回、小泉と足並みをそろえて「チーズ劇場」を演じて成功した甘い汁が頭に残っているのだろう、今回も「うるさい発言劇場」を演じると、新聞やTV局が“自民党は本気だ”思い込み、一斉に全国ネットで流していく。
詐欺に一度でも引っかかった人間は、詐欺に引っかかりにくいというのは嘘である。詐欺に一度でも引っかかった人間は、何度でも引っかかる。だから詐欺の被害者に殺到する詐欺師もいるぐらいだ。
この国のマスコミも有権者も同じ手口で何度でも引っ掛かる。過去の経験から何も学ばないのだ。
今回も、国会内で森と小泉で談笑した後、小泉が「麻生批判」を行っている。麻生に注意を勧告するなら、麻生に直接電話をすればいいはずだが、わざわざ集まったTVカメラを前に批判をすると、腰巾着の山本一太あたりが「小泉さんは戦闘モードで本気だ」と盛り上げる。
さらに森は小泉と話した後、すぐ麻生のところにも行って談笑している。その際、麻生は一瞬驚いた顔をしたが、すぐに笑い始めたところを見ると、どうぞどうぞということだろう。
自民党の内紛劇を見せると国民が喜ぶことは前回で経験済みである。小泉の言葉が(たいした内容ではないが)麻生政権に欲求不満を覚えた有権者たちに、「自民党も捨てたものじゃないな」と思わせたら“政治詐欺”は大成功である。
マスコミトップの人間なら、森と小泉の口元ぐらいは専門家に読ませるべきだろう。映像が残っているからだ。その内容が「そろそろやろうや!>」 」ぐらいでも公表するべきだ。が、それも今のマスコミのトップの連中は思いつかないようだ。
| 固定リンク
「日本国内問題」カテゴリの記事
- ■NHK「紅白歌合戦」は秋元独裁番組!?(2017.01.06)
- 2017年1月元旦(2017.01.01)
- ■Cー49/2014年4月15~2015年9月28問題!!!!(2014.04.16)
- ■C‐43/不正政治はアベノミクス裏で進める!!(2014.01.20)
- ■Cー42/原発反対運動はテロ行為となる!?(2014.01.03)