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2009年4月の3件の記事

■Bー13 国家官僚の手先の自民党鳩山邦夫

 前、麻生自民党の総務大臣・鳩山邦夫の不自然な正義の味方振りが妙に臭いと記したが、やはりそうだった!

 この人物、全般に目を配る総務省ではあるが、なぜか郵政事業だけに御執心である。すると案の定、小泉政権によって民営化された郵政事業先に再び天下りしたい官僚が、鳩山を手足として動かしている構造が見えてきたのだ。

 現在、東京駅前に建設中の38階建「日本郵政ビル(JPビル)」が完成すると、年間100億円の収入がみられる。これを官僚が自分たちの天下り先に取り戻したいのだ。そこで邪魔になるのが、民間からトップに着いている西川善文である。

 そこで自民党を動かして西川降ろしを活発化させ、マスコミ運動に発展させれば官僚の思惑通りになる。少なくとも西川追い落としの口実になる。そこで選ばれたのが鳩山邦夫という下品な男だ。

 そこでまず、血税で作った「かんぽの宿」の売り方にイチャモンを着け、「109億円とは国民の税金を馬鹿にしているのか」と大見得を切らせた。勿論、官僚どもが仕出かした「かんぽの宿」建設に対する無茶苦茶な無駄使いは一切触れない約束だ。

 じつは、かんぽの宿は第三者機関が査定しても100億円しかならなかった事実がある。膨大な数の従業員の雇用確保を含めた算出なので、その程度の額にしかおさまらないというのが真相のようだ。

 ある意味、オリックス不動産は9億円も上乗せしたことになる。入札段階でオリックス不動産に有利になるよう計らったかどうかは調査中ということで触れないにしても、小泉改革時、郵政民営化の中核にオリックス不動産オーナーの宮内義彦がいた以上、少なくとも白とは言いがたい。

 が、こういうことは自民党が過去散々やらかしてきた常套手段だったはずで、これからもやるだろうし、鳩山などは特にこういうことに直接、あるいは賛成起立で手を貸してきた男だ。なのに、郵政に関してのみ“それ”を責める道具に使っている。だからオカシイ、変だと言っている。

 かんぽの宿の売却は、早急に決めなければ毎年40~50億円が赤字で消えていく。それでも売却にストップをかけたのには、「官僚のソロバン勘定」が働いているからに他ならない。奴らは腹が全く痛まない。それで西川への国民の目が厳しくなればいいのである。裏では金に汚いことをしている奴というイメージを西川に植えつければ成功だ。

 次に、鳩山に建設途中の日本郵政ビルに押し掛けさせ、マスコミを前に「文化財に何てことしやがる」と大声で叫ばせると、茶の間に西川が悪者というイメージを送ることが出来る。

 じつは東京中央郵便局は正式な文化財指定になっていないのだが、それでもマスコミへ流せば西川に文化財破壊のレッテルを貼ることが出来るのだ。

 さらに国会の総務委員会の席で、鳩山が「トキを焼き鳥にして喰ってしまうようなもんだ」と言えば、たとえ言葉は下品でも、環境&自然破壊の汚名も一緒に西川に着せることが出来る。

 最近、大阪のBEST電器が仕出かした「郵便割引不正事件」の責任の一旦も日本郵便に回そうと画策し始めている。

 この事件は、通常120円の郵便物を、障害者団体なら8円で済むことを悪用した事件で、総額2億4000万円の不正を働いた行為で、10人が逮捕されている。が、鳩山は「責任は総務省にもある」と言いはじめた。

 総務省の官僚が責任を取るはずがない。だから責任は窓口だった日本郵便となり、西川に責任の一端を取らせることになる。

 自民党の鳩山と官僚たちの政官癒着二人三脚の裏を見ると、やはりそこに西川追い落としの後釜が指名されていた。

 旧郵政省官僚の“団宏明”がその本命である!

 その団と行動をともにするのが旧自治省の林省吾旧総務庁の畠中誠二郎で、この2人は“裏の官房長”と呼ばれ 、西川退陣後、自民党の協力により新たな天下り先が確保されるようだ。

 「定額給付金/1万2000円」でユデ蛙になり、自民党支部長(政治詐欺で完全無所属を掲げる)を前に踊りはじめた千葉県の有権者たちの多くは、官僚から愚民扱いされても仕方がないだろう。勿論、市民団体が森田を訴えたが後の祭りだ。

 秋田県知事選挙でも自民党が圧勝し、ユデ蛙たちは「検察に目をつけられるような小沢は悪い政治家に違いない」「検察と戦うような小沢を支持する民主党は悪に手を貸す政党」の意識へと確実に傾斜し始めた。

 首都圏も地方も同じユデ蛙で満ち溢れているその殆どが、団塊の世代の中高年、そして老人層である。若者層は空虚で選挙に行く力もないため、日本はこの年齢の有権者たちの思考だけで推移していく

 

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■Bー12 アメリカの新奴隷制度下の日本

 日本人は自からアメリカの奴隷になりたいと望んでいるようだ!!

 そうではないと否定しょうと、冷笑して誤魔化そうが、結果と現実は同じで奴隷である。一時期「NO!と言える日本人」を著した石原真太郎も、出版後にアメリカへ行くとコロッと変貌し、いつの間にか忠実なアメリカの傀儡人間になっている。今では石原のアメリカ批判など聞いたことがない。

 一方、アメリカの政策を公然と非難する政治家がいる。民主党の小沢一郎代表である。おそらく日本の政治家でアメリカと対等に対峙できるのは小沢だけだ

小沢は田中角栄の時代からアメリカの手口に精通している

 共産党や社民党は、単純なイデオロギーしか持ち合わせていないため、結局は絵空事の空論で終わるか、引っくり返されるだけである。元社会党で民主党の仙谷由人がいい例で、小沢を嫌うのは社会党時代の考え方が体にこびり付いているからだ。

 案の定、“裁けない罪状”で東京地検が小沢の公設第一秘書を逮捕した後、小沢批判の最先方に立っている。いかに社会主義者の頭が単純かという見本であろう。

  日本の国家官僚どもの背後にアメリカがいる!!

 GHQが日本を支配した頃、アメリカは官僚を使って日本人の間接支配を目論見、見事に完成させている。その姿が今の日本人であり日本である。

 「お上の言うことなら間違いがない」「お上には逆らわないほうがいい」「お上がああ仰っているのだから」は、日本人の悪癖中で最大のものだ。これを支配者のアメリカが利用しないわけがない!!

 おかげで日本では上下が逆転し、官僚は「公僕」ではなく「支配者」となり、アメリカに対する絶対忠誠で、奴隷である日本人を間接統治している。というか、日本人の方が喜んで自ら官僚の奴隷になっているのだから仕方がない

 結果、アメリカは今まで安保体制を維持でき、日本人の奴隷化に成功し、毎年、アメリカから「年次調書」を自民党に送って、その通りにさせることで間接統治している。

 以前、アーミテージ米国務副長官が「Show The Flag/旗を立てろ!」と命じると、アメリカの傀儡政府の自民党は「テロ対策特別措置法」を急遽成立させ、日章旗をつけたイージス艦をインド洋に出してアメリカ軍の後方支援にあてた。

 次に、アーミテージが「Boots on the Ground/ブーツを響かせろ!」と命じると、自民党はイラクへ自衛隊を派兵した。これは派遣ではなく派兵である。水道などのインフラならNGOでも可能で、自衛隊を派兵させることがアメリカの本当の目的だった。

 以後、アメリカは自民党を使って自衛隊を海外に送り込むことが可能となった!!

 自ら知日派を自称するアーミテージは、現役を退いても日本に命令する役目を担い、マイケル・グリーン(戦略国際問題研究所・日本部長)らと共に、最近では「Stop the sakoku of paradise/パラダイス鎖国をやめよ!」と命じはじめた。

 その意味は、「いつまでも国内に引っ込んでおらず、アメリカの駒となって最前線に立て!」ということだ。

 コレは今までの自衛隊だけをターゲットにした“天の声”ではない。日本人全てに対する“お上であるアメリカからの命令”なのである。マッカーサが称したアメリカ人の12歳程度の頭しかない日本人は、お上の命令が大好きなため、こういう手法が効果的なのだ。アメリカは癖になって止められないのだろう

 そのアメリカに、行動をもって意見する政治家が小沢一郎で、石原真太郎のように本にコソコソ書いてお終いという人種ではない。

 自衛隊のインド洋におけるアメリカ艦船への補給が、国連の許可したアフガニスタン復旧のためでなく、アメリカが石油欲しさに始めた「イラク戦争」に使われていたので止めよと発言し、シーファー駐日米大使に対しても首を縦には振らなかった

 オバマ政権になっても小沢の姿勢は変わらない。初めての外国訪問で日本を訪れたヒラリー・クリントン国務長官に対し、傀儡を否定する行動に出る。これは独立国どうしの外交は対等であるとする姿勢で、国際上も常識のことだ

 それでも無理に小沢のスケジュールに食い込んできたヒラリーとは、会うことを拒絶し、どうしても会いたいというヒラリーを結局は待たせることになる。アメリカの傀儡の自民党とは全く違う対応で、ヒラリーは面食らった。

 案の定、アメリカは小沢がいると日本の完全奴隷化に支障をきたすと判断し、誰もチェックできない組織「検察」を使い、何が何でも小沢を排除するよう命じた。少なくとも、民主党に打撃を与えるものなら何でもいいというのが「第一秘書の逮捕劇」だ。

 これは、小沢が主張するように、官僚による明らかな「国家権力の介入」で、東京地検の主張が正しいなら、莫大な政治献金を受ける自民党議員たちの第一秘書などは全員逮捕されることになる。

 麻生内閣に潜り込んでいた元警察庁長官の漆間巌が、「自民党の国会議員には検察の手は及ばない」と調子に乗って発言して馬脚を現している。

  バレた今は自民党にも探りを入れるポーズだけはしているが、それでもマスコミと日本の有権者(特に浮動票有権者)の多くは大局がよめないため、「検察が動くのだから小沢は悪い奴に違いない」「汚い民主党は支持しない」と思い込み、簡単に騙されるに至る。この民族の政治的センス無さと幼稚さにはホトホト嫌気がさしてくる。

 小沢が目指すのは、暴走する国家官僚の権限の阻止と排除であり、法律を作り直し、国家官僚を首に出来る権限を政治がもつことにある!!

 その意味で、小沢民主党を潰すことは、アメリカと国家官僚の利益が一致しているのだ

 国家官僚から愚民と見下されている殆どの有権者は、今回も官僚に騙されて、選挙に行かないか、民主党に票を入れない可能性がある。そして小沢に国会議員を辞めろというマスコミの言葉に一緒に踊ると思われる

 前回の「千葉県知事選挙」でそれが具体化し、この先も“世界一の愚民”という奴隷の完成形を日本人自ら形作っていく可能性が高い。

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■Bー11 検察の小沢潰しが衆愚政治を象徴する!!

 生内閣の内閣官房副長官として、“元警察庁長官”だった男が潜り込んでいた。

 漆間巌という国家官僚だ。この男の就任目的は、小沢一郎民主党代表の持病の狭心症を調査することと、スキャンダルを調査することだった。

 さらに、官僚中心の旧体制を破壊しようとする小沢代表を政界から追放することが最優先事項で、国家官僚トップの検察が、自ら先頭に立って実行に乗り出したのが、あの第一秘書の逮捕劇である。

 これは官僚の国民に対するクーデターだが、それをまともに報道したのはマスコミの一部に過ぎず、ほとんどは小沢代表の政治的なケジメだけに集中した。

 検察は、緩いだけのマスコミを利用しながら、裁けない容疑で逮捕した小沢代表の第一秘書を利用し、小沢代表が如何に金に汚いかだけをマスコミに報道させた。

 酷いのは、第一秘書が自供していないにもかかわらず、自供し始めたという嘘をリークしたことで、案の定、政治センスが疎い有権者の民主党に対する支持率を低下させた。

 それにしても、マスコミも三流だが有権者も三流のようだ。簡単に官僚どもに騙され、今も小沢代表に責任をとれと喚き散らし、民主党を見損なったと唸っている。

 まるで視野狭窄、近視眼的で、愚民丸出しの阿呆ぶりだが、これでは官僚どもの思いのままである。日本の有権者ほど「衆愚政治」が似合う国民は他にない。

 言っておくが、現時点で官僚とまともに対峙できる政治家は小沢一郎しかいない

 小沢なら政治の表も裏も知り尽くしており、民主党が小沢を迎え入れたのも、官僚政治の打破が目的だった

 日本人は昔から政治に“感情”を持ち込む愚かしさをもっている。これは明治以降の日本を見れば一目瞭然で、目先を優先して大局を見失う悪癖である。だから官僚どものクーデターにも気付かず、検察の悪辣さも分からず、政治資金を貰っていた小沢代表だけを汚い奴として弾劾する。

 一方の自民党も問題の所から金を貰っていても、そっちまで目が届かない。近視眼的で感情でしか判断しないからだが、欧米では政治に感情を持ち込まないのが基本とされている。

 戦後、マッカーサーが日本人を12歳と称したように、未だに日本の有権者は幼稚な政治センスしか持ち合わせていないようだ

 だから前回の「千葉県知事選挙」のように、自民党支部の幹部だった森田健作が、それを隠して“無所属”で出馬しても、小沢代表の秘書問題で反民主に走った有権者たちが、こぞって詐欺同然の男に票を入れたのだ

 知事当選直後、すぐに森田が麻生首相に会いに行き、二人して大笑いしていたので初めてそれに気付いたようだが、既に遅しである。森田票へと流したのは、浮動票の有権者たちが大半だろうが、阿呆丸出しとしか言いようがない。騙される人間は何度でも騙されるという典型だ。

 

 

 

問題を

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