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■Bー12 アメリカの新奴隷制度下の日本

 日本人は自からアメリカの奴隷になりたいと望んでいるようだ!!

 そうではないと否定しょうと、冷笑して誤魔化そうが、結果と現実は同じで奴隷である。一時期「NO!と言える日本人」を著した石原真太郎も、出版後にアメリカへ行くとコロッと変貌し、いつの間にか忠実なアメリカの傀儡人間になっている。今では石原のアメリカ批判など聞いたことがない。

 一方、アメリカの政策を公然と非難する政治家がいる。民主党の小沢一郎代表である。おそらく日本の政治家でアメリカと対等に対峙できるのは小沢だけだ

小沢は田中角栄の時代からアメリカの手口に精通している

 共産党や社民党は、単純なイデオロギーしか持ち合わせていないため、結局は絵空事の空論で終わるか、引っくり返されるだけである。元社会党で民主党の仙谷由人がいい例で、小沢を嫌うのは社会党時代の考え方が体にこびり付いているからだ。

 案の定、“裁けない罪状”で東京地検が小沢の公設第一秘書を逮捕した後、小沢批判の最先方に立っている。いかに社会主義者の頭が単純かという見本であろう。

  日本の国家官僚どもの背後にアメリカがいる!!

 GHQが日本を支配した頃、アメリカは官僚を使って日本人の間接支配を目論見、見事に完成させている。その姿が今の日本人であり日本である。

 「お上の言うことなら間違いがない」「お上には逆らわないほうがいい」「お上がああ仰っているのだから」は、日本人の悪癖中で最大のものだ。これを支配者のアメリカが利用しないわけがない!!

 おかげで日本では上下が逆転し、官僚は「公僕」ではなく「支配者」となり、アメリカに対する絶対忠誠で、奴隷である日本人を間接統治している。というか、日本人の方が喜んで自ら官僚の奴隷になっているのだから仕方がない

 結果、アメリカは今まで安保体制を維持でき、日本人の奴隷化に成功し、毎年、アメリカから「年次調書」を自民党に送って、その通りにさせることで間接統治している。

 以前、アーミテージ米国務副長官が「Show The Flag/旗を立てろ!」と命じると、アメリカの傀儡政府の自民党は「テロ対策特別措置法」を急遽成立させ、日章旗をつけたイージス艦をインド洋に出してアメリカ軍の後方支援にあてた。

 次に、アーミテージが「Boots on the Ground/ブーツを響かせろ!」と命じると、自民党はイラクへ自衛隊を派兵した。これは派遣ではなく派兵である。水道などのインフラならNGOでも可能で、自衛隊を派兵させることがアメリカの本当の目的だった。

 以後、アメリカは自民党を使って自衛隊を海外に送り込むことが可能となった!!

 自ら知日派を自称するアーミテージは、現役を退いても日本に命令する役目を担い、マイケル・グリーン(戦略国際問題研究所・日本部長)らと共に、最近では「Stop the sakoku of paradise/パラダイス鎖国をやめよ!」と命じはじめた。

 その意味は、「いつまでも国内に引っ込んでおらず、アメリカの駒となって最前線に立て!」ということだ。

 コレは今までの自衛隊だけをターゲットにした“天の声”ではない。日本人全てに対する“お上であるアメリカからの命令”なのである。マッカーサが称したアメリカ人の12歳程度の頭しかない日本人は、お上の命令が大好きなため、こういう手法が効果的なのだ。アメリカは癖になって止められないのだろう

 そのアメリカに、行動をもって意見する政治家が小沢一郎で、石原真太郎のように本にコソコソ書いてお終いという人種ではない。

 自衛隊のインド洋におけるアメリカ艦船への補給が、国連の許可したアフガニスタン復旧のためでなく、アメリカが石油欲しさに始めた「イラク戦争」に使われていたので止めよと発言し、シーファー駐日米大使に対しても首を縦には振らなかった

 オバマ政権になっても小沢の姿勢は変わらない。初めての外国訪問で日本を訪れたヒラリー・クリントン国務長官に対し、傀儡を否定する行動に出る。これは独立国どうしの外交は対等であるとする姿勢で、国際上も常識のことだ

 それでも無理に小沢のスケジュールに食い込んできたヒラリーとは、会うことを拒絶し、どうしても会いたいというヒラリーを結局は待たせることになる。アメリカの傀儡の自民党とは全く違う対応で、ヒラリーは面食らった。

 案の定、アメリカは小沢がいると日本の完全奴隷化に支障をきたすと判断し、誰もチェックできない組織「検察」を使い、何が何でも小沢を排除するよう命じた。少なくとも、民主党に打撃を与えるものなら何でもいいというのが「第一秘書の逮捕劇」だ。

 これは、小沢が主張するように、官僚による明らかな「国家権力の介入」で、東京地検の主張が正しいなら、莫大な政治献金を受ける自民党議員たちの第一秘書などは全員逮捕されることになる。

 麻生内閣に潜り込んでいた元警察庁長官の漆間巌が、「自民党の国会議員には検察の手は及ばない」と調子に乗って発言して馬脚を現している。

  バレた今は自民党にも探りを入れるポーズだけはしているが、それでもマスコミと日本の有権者(特に浮動票有権者)の多くは大局がよめないため、「検察が動くのだから小沢は悪い奴に違いない」「汚い民主党は支持しない」と思い込み、簡単に騙されるに至る。この民族の政治的センス無さと幼稚さにはホトホト嫌気がさしてくる。

 小沢が目指すのは、暴走する国家官僚の権限の阻止と排除であり、法律を作り直し、国家官僚を首に出来る権限を政治がもつことにある!!

 その意味で、小沢民主党を潰すことは、アメリカと国家官僚の利益が一致しているのだ

 国家官僚から愚民と見下されている殆どの有権者は、今回も官僚に騙されて、選挙に行かないか、民主党に票を入れない可能性がある。そして小沢に国会議員を辞めろというマスコミの言葉に一緒に踊ると思われる

 前回の「千葉県知事選挙」でそれが具体化し、この先も“世界一の愚民”という奴隷の完成形を日本人自ら形作っていく可能性が高い。

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