■Bー16 「100と百」は愚民の暗号!
自民党と麻生総理は、世界経済危機に対し「100年に一度」の大激震のため、国民生活を守るため「解散総選挙」はできないと公言し、今もダラダラと権力の椅子にしがみついている。これは自民党の党利党略を「100年」にかこつけた詭弁で、国民の意思など全く意に介さない自民党の正体を露骨に物語っている。
一方のアメリカは、世界経済危機の大震源地であるにも関わらず、「大統領選挙」を実行し、“チェンジ”の機会を失わなかった。おそらくアメリカは、これから先しばらくは「モンロー主義」宜しく国内重視に傾き、外交も内向きになるだろう。
麻生は日本丸を、さらなるアメリカ重視に徹底させ、世界経済のアメリカ中心主義が元に戻るかのような妄想を国民に抱かせている。が、最初に経済的に見捨てられるのは間違いなく日本になる。
散々貢がせた後、重荷になる日本人はアメリカのお荷物しかないからだ!!
事実、アメリカが目論む、アメリカ・カナダ・メキシコだけを擁護する「アメロ・システム」にさえ日本は完全排斥されている。
そんなアメリカが最も懸念するのが日本の「民主党」であり、田中角栄の懐刀でアメリカの手口を裏の裏まで知り尽くしている“小沢一郎”の存在だ。
アメリカにとれば、日本の全てを吸い尽くすまで小沢政権が出来るのだけは阻止せねばならなかった!
そこでアメリカが使ったのが、戦後のGHQ時代に作った、公安警察を含む「検察」である。GHQは対共産主義の名目で検察を“アメリカの配下”に置いて聖域化した。検察へのチェック機能をもたせないという意味だ。今も、検察を誰もチェックできない。
アメリカに逆らったら検察が動くという意味である。検察だけではない、裁判所も一斉にアメリカの命令どおりに動き始める。
田中角栄(元)総理大臣は、アメリカ一辺倒の危険性を感じ、中国とも強力な外交を締結させた人物だ。それがアメリカの逆鱗に触れた。「アメリカの奴隷国家のくせに」というわけだが、そこでアメリカが仕掛けたのが「ロッキード事件」だった。
ロッキード事件とは、アメリカのロッキード社の旅客機「トライスター」の受注をめぐり、1976年2月にアメリカで暴露された大規模汚職事件で、世界中の政界を巻き込んだ。
田中は、「受託収賄」「外国為替・外国貿易管理法違反」で逮捕されたが、これは先進国ではあり得ない裁判経過をたどる。何があり得ないかというと、田中と同じ関与の仕方をしたヨーロッパと世界各国の首相は、誰一人として逮捕などされていないからだ。
「ピーナッツ(5億円)」を丸紅経由で田中に贈ったロッキード社副会長アーチボルド・カール・コーチャンなどは無罪。「司法取引」というアメリカの抜け道が用意されていたからである。
日本だけが異状だった。裁判も何も全く開かれていない段階で、時の最高裁判所が田中を有罪と発言し、東京地検と最高裁が一緒になって結託し、独断で「嘱託尋問」を推進した。この国に「三権分立」など実際は存在していない!!
アメリカはピンポイントで田中だけを狙ったのだ。官僚のリークで一緒に踊ったのがマスコミで、「金を受け取った田中は悪い奴!!」の一斉攻撃に終始し、国民も一緒になって踊り狂った。
「お上が悪いというのだから間違いない!!」というわけだが、 これを目先しか見ない「愚民」という!!
GHQから、刑事事件以外に何をしても罪にならない保障を得た官僚制度は、主人であるアメリカの命令では一致団結する。
かくして田中に関しては、最高検察庁、東京高等検察庁、東京地方検察庁による検察首脳会議が開かれ、検察庁と警視庁、国税庁による合同捜査態勢が敷かれ、田中降ろしで踊り狂う有権者世論を利用し、アメリカの敵の逮捕と有罪判決に成功する。
その田中の懐刀である小沢一郎が、アメリカから真に独立するため、最初に手がけようとしたのが「官僚制度の破壊と改革」である。ご存知と思うが“検察も官僚”である。まして小沢には師であった田中への違法逮捕という恨みがある。
これはアメリカにとって、日本の植民地奴隷を間接統治する機構の打撃を意味するため、田中と同じ手口で検察に命令を下し、小沢の第一秘書を違法逮捕させた。
が、愚民とマスコミは田中の際と全く同じ反応で踊り出し、「お上が秘書を逮捕したのだから小沢は悪い奴に決まっている!!」と、一斉に民主党を攻撃しはじめ、その支持を自民党へと乗り換え始めた。
自民党にも西松建設の金が多数に渡っているが、与党だけに見返があるにも関わらす、検察は一切目こぼししている。
その理由は「一罰百戒」!!
勿論、綺麗ごとの誤魔化しである。これは、愚民をコントロールする江戸時代からの手法で、一人を罰して百の戒めとする不平等極まりない手口だ。裏を返せば残りの罪人は全て免責できる巧妙な手口である。
日本人の性癖と欠点を知り尽くしたアメリカにとれば、日本人ほど扱いやすい愚民は世界にも稀であろう。アメリカのシンクタンクは、アメリカ人の12歳程度の頭しかない日本人の馬鹿さ加減に笑いが止まらないはずだ。
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