■Bー22 執行猶予消滅!!
前回の「衆議院選挙」で、有権者の票が自民党に雪崩をうって流れ込んだのは、「郵政民営化」を考えて云々ではなかったと思われる。
当時の小泉首相が「自民党をぶっ壊す!」と言ったので、多くの人々が感銘を受けて小泉自民党を支持したのだ。
ところがどうだったか?
ほとんどの改革は官僚に「丸投げ」し、到底改革とはいえない誤魔化しに徹し、小泉が追い出したのは、ほとんど旧田中派の連中だった。つまり小泉の言う自民党を潰す意味は、田中派を潰す極めて私的な恨みを、言葉巧みに国民を利用して実行したに過ぎなかった。
小泉自民党が総出でやったことは、「アメリカ式グローバルスタンダード」を日本に持ち込み、地域格差、年齢格差、教育格差、収入格差、医療格差を生み出しただけである。
その間、「年金制度」は崩壊し、「セフィティネット」はズタズタに切り裂かれた。
自民党への「執行猶予」だった4年間を国民はじっと見ていたが、それに無頓着だったのが当の自民党である。
追い出された反小泉議員の多くは、安倍元首相によって、多くが復党した。一体何のための「抵抗勢力」だったのか?
自民党の中で決着しても、国民の間では全く決着していなかった。にも関わらず、安倍首相と同じく国民の審判を受けない福田首相が国政を動かし、最後も安倍と同じく国政を投げ出してしまう。
さらに麻生首相の代に、最悪となる。漫画しか読まない麻生が首相に着くや、言うことがコロコロ変わるブレまくり政治を行い、小泉選挙の300議席の票数を悪用して「強行採決」の連発政治を徹底させた。
執行猶予とは、自民党が自らを立て直す期間だった。が、当の自民党の国会議員どもは、300議席に胡坐をかき、好き勝手な政治を行ない続ける!!
衆議院選挙を先に伸ばしに伸ばす戦略に徹し、国民審判も受けず,ダラダラと選挙の先延ばしを図る麻生の態度に国民の怒りはピークに達する。
その間に、党内から尻に火がついた麻生は、己の権力の座を守るためだけに「解散総選挙」に打って出る。それが見え見えなだけに、「行動力」「責任力」と言う麻生の言葉は、国民を愚弄する詭弁にしか聞こえない。
かくして自民党への執行猶予期間が終わったにもかかわらず、自民党の国会議員だけは「KY 」で選挙に突入していった。
今回の「民主党圧勝!自民党完敗!」は、なるべくしてなった当然の結果である!!
創価学会(公明党)の連帯責任も当然だ。彼らがやったことは、自民党の延命に協力する小手先政策を連発し、何ら根本的改革も行わなかった。
元々、「宗教分離」を掲げる“憲法違反”の政党である。憲法違反は法律違反よりも罪が重いだけに、悪質でろくなものではない。
可能なら、早々に以前から懸案事項だった「池田大作名誉会長の国会召喚」を実行し、公明党という癌を解散させねばならない。
創価学会の根幹は、日蓮が唱えた「神道否定と天皇否定」にあるからだ!!
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