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2009年8月の3件の記事

■Bー22 執行猶予消滅!!

 回の「衆議院選挙」で、有権者の票が自民党に雪崩をうって流れ込んだのは、「郵政民営化」を考えて云々ではなかったと思われる。
 当時の小泉首相が「自民党をぶっ壊す」と言ったので、多くの人々が感銘を受けて小泉自民党を支持したのだ。
 ところがどうだったか?

 ほとんどの改革は官僚に「丸投げ」し、到底改革とはいえない誤魔化しに徹し、小泉が追い出したのは、ほとんど旧田中派の連中だった。つまり小泉の言う自民党を潰す意味は、田中派を潰す極めて私的な恨みを、言葉巧みに国民を利用して実行したに過ぎなかった。

 小泉自民党が総出でやったことは、「アメリカ式グローバルスタンダード」を日本に持ち込み、地域格差年齢格差教育格差収入格差医療格差を生み出しただけである。
 その間、「年金制度」は崩壊し、「セフィティネット」はズタズタに切り裂かれた。

 自民党への「執行猶予」だった4年間を国民はじっと見ていたが、それに無頓着だったのが当の自民党である。

 追い出された反小泉議員の多くは、安倍元首相によって、多くが復党した。一体何のための「抵抗勢力」だったのか?
 自民党の中で決着しても、国民の間では全く決着していなかった。にも関わらず、安倍首相と同じく国民の審判を受けない福田首相が国政を動かし、最後も安倍と同じく国政を投げ出してしまう。

 さらに麻生首相の代に、最悪となる。漫画しか読まない麻生が首相に着くや、言うことがコロコロ変わるブレまくり政治を行い、小泉選挙の300議席の票数を悪用して「強行採決」の連発政治を徹底させた。

 執行猶予とは、自民党が自らを立て直す期間だった。が、当の自民党の国会議員どもは、300議席に胡坐をかき、好き勝手な政治を行ない続ける!!
 

  衆議院選挙を先に伸ばしに伸ばす戦略に徹し、国民審判も受けず,ダラダラと選挙の先延ばしを図る麻生の態度に国民の怒りはピークに達する。

 その間に、党内から尻に火がついた麻生は、己の権力の座を守るためだけに「解散総選挙」に打って出る。それが見え見えなだけに、「行動力」「責任力」と言う麻生の言葉は、国民を愚弄する詭弁にしか聞こえない。 

 かくして自民党への執行猶予期間が終わったにもかかわらず、自民党の国会議員だけは「KY 」で選挙に突入していった。 

 今回の「民主党圧勝!自民党完敗!」は、なるべくしてなった当然の結果である!! 

 創価学会(公明党)の連帯責任も当然だ。彼らがやったことは、自民党の延命に協力する小手先政策を連発し、何ら根本的改革も行わなかった。

 元々、「宗教分離」を掲げる“憲法違反”の政党である。憲法違反は法律違反よりも罪が重いだけに、悪質でろくなものではない。

 可能なら、早々に以前から懸案事項だった「池田大作名誉会長の国会召喚」を実行し、公明党という癌を解散させねばならない。

 創価学会の根幹は、日蓮が唱えた「神道否定と天皇否定」にあるからだ!!
 

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■Bー21 「中国人100万人移民計画」

 民党のロレツの回らないヘベレケ外相で知られた中川昭一衆議院議員は、このまま人口が変わらず推移した場合、今後50年間で解決する方法として、「中国人100万人移住計画」を打ち上げた。
 そのため、新たな官僚機構として「移民庁」を作り、そこを中核に「多民族共生国家」を目指すとした。アルコール依存でとうとう脳味噌までいかれてしまったようだ。

 移民局立ち上げの構想は、中川だけではない。自民党の「外国人材交流推進議員連盟」が強力に後押しし、会長は自民党の中川秀直元自民党幹事長なので、自民党の半分の勢力が関係するといってもいい。

 しかし、やはり推進論者は中川昭一で、中国人の多量導入に不安を覚えた記者に対し「中国人だからといって排斥するような動きはとても不愉快だ」と中国擁護に終始する。

 おまけにグローバルスタンダードの次は、アジアにおける「チャイナ・スタンダード」を機軸にし、日本は強い中国にむしろ擦り寄るべきだと呆れ果てる発言を繰り返した。
 

 確かに自民党は当初3年間だった中国人労働者の在留期間を、いつの間にか5年間に延長し、福田内閣で「留学生30万人計画」をぶち上げ、着々と中国人100万人受け入れ態勢を整えてきた

 
 人口減少に至る自民党の無策・無能ぶりを一切棚上げにしてである。中川の言葉の中には、今の日本の状況が避けがたい“自然災害”であるかのような言葉を含んでいて、それこそ実に不愉快である。

 子育てを困難または不可能な状況にした張本人は自民党ではないか!
 子供を生むことさえ諦めさせる格差社会を作り出したのは、一体どの党だったか?
 若者に結婚すらできない社会を提供したのは、どの党だった?

 それに追従した創価学会(公明党)の罪も大きく、今度の「衆議院選挙」で“連帯責任”を取らせる必要がある
 

 最近、ネット中を飛び交っているのが、“民主党が中国人3000万人を沖縄に受け入れる!?”というトンデモ情報だが、これは自民党か自民党支持者が故意に情報を捻じ曲げてネットに垂れ流しているようだ。

 嘘の出所は、民主党のHPにある以下の文である。
 「従来の大量輸送・大量消費型マスツーリズムといった環境面に負荷がかかる観光形態ではなく、自律的な持続可能な観光へと転換すると共に、アジアからの外国人を含む国際型観光地および長期滞在中心の観光地への転換を図り、各種コンベンションなどを通して観光客のみならずビジネスマンや学生等も含め幅広い年齢層が訪れる「3千万人ステイ構想」の実現に取り組む。」

 現在、沖縄は世界最高の「大学院」を新築させ、アメリカのフェニックスやシリコンバレーを越える「IT産業のメッカ」にさせる計画で動いている。
 さらに「東洋のモナコ」を目指す一大リゾート地に変貌させ、「特区」を置いてラスベガスと同じカジノも置く計画だ。そればかりか、香港に負けない「金融」の中核を置き、アジア最短距離の利便性を盾に国際舞台に踊り出る計画である。
 その他、およそ100万人ものヒキコモリを、順次沖縄で引き取り、豊かな人間性と自然の中でゆっくり治す「治癒施設」も計画されている。
 そのための、欧米を含む観光客、並びにビジネスマンや学生を受け入れる構想が、自民党によって中国人3000万人受け入れに変貌したようだ。
 

 最近、追い詰められた自民党は、ネットやTVを通して、アメリカ流「ネガティヴ・キャンペーン」に終始し、加速させている。が、これは笑えるだけである。日本でこんな真似をしたら最後、軽薄ぶりを悟られるだけだ

 自民党の国会議員たちは、自分たちだけは“リストラ”や“派遣切”にあいたくないらしい!!

 最近も、自民党の小紙がポストに放り込まれており、見ると「知ってドッキリ!民主党これが本性だ!!」で、副題は「民主党には秘密の計画がある!!」ある。まるで「怪文書」である。とてもまともな政党のメッセージとは思えない。これでは漫画である。
 麻生という無能漫画オタクに「責任力」と発言する資格はなく、むしろ日本をこんなに駄目にした責任を取ってもらおうではないか。

 自民党の老獪どもはリストラの憂き目を味わえばいい。そう思う国民の数は自民党が発言するたびに増える一方だろう

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Bー20 旧体質には旧体質がお似合い

 方の自民党後援会組織は、麻生が両院協議会の「懇談会」で流した涙を見て、「素晴らしい!」「男気を見せた!」と評価し、これまでと一転して、麻生の地方遊説を求める声で満ち溢れているという…あれで禊が済んだことらしいが、そういう単純な選挙ではないだろう。しかし、地方の老人たちはあれで心が揺らいでいるらしい。

 彼らは“任侠好き”で、お涙一つで簡単に転ぶ世代だ。理屈や難しい問題などはどうでもいい、その程度のセンスしか持ち合わせていない人間が多い。思えば彼らの多くは、アメリカと戦争した世代で、行け行けドンドンで日本を焦土にした世代でもある。

 一方、今回の自民党の「マニフェスト」だが、自民党というのは元々「公約は破るためにある!」と、歴代の幹事長や総理自身が豪語してきた政党である。だから今回もポリシーが無いため、野党のマニフェストが出揃った後、それを参考に書いただけの“付け焼刃”である。

 それを盾に「唯一の経験のある責任政党」と言ってのけるあたりが常軌を逸していて、今の低迷日本を作った張本人の自覚が全く欠落している。

 都合が悪いものは、全て「百年に一度の世界的経済危機」のせいにすればいいご都合主義で、小泉以来こうなった現実を全て揉み消そうとしている。

 マスコミも平等ぶって、全党のマニフェストが出揃ったのでいよいよ選挙本番というが、日本がこうなった責任政党への総括の方はどうなった?

 小泉のマニフェストに対するマスコミの総括あってのスタートだろう。それとも、「小泉劇場」で踊り狂ったマスコミの責任も、この際一緒にチャラにする気なのか?

 そもそも、マニフェストが出揃った時点で、両党平等に扱うとこと自体、“不平等極まりない姿勢”であると知るべきだが、そんなことなど選挙が始まればマスコミには関係ないらしい。

 今回も日本のマスコミの愚かしさを確認できたが、同時に、この国のもつ平等の薄っぺらさも確認できた。やはりブタはいつまでたってもブタのままだ。

 ところで自民党の選挙の手口だが、「渡辺グループ」であれ、「平沼グループ」であれ、政党を作ろうが作るまいが、いってみれば「自民党B」、「自民党C」である。だから選挙が終われば、自民党の条件次第で再びくっつくことは目に見えている。「無所属議員」たちにも自民党は声をかけ、かき集めて数を増大させようとするだろう。

 特に、渡辺や平沼などは、自民党から総裁(数で逆転できるよなら総理大臣)の席を用意されると、政治理念よりも政治的力学で、子分を連れて自民党に錦を飾るだろう

 こうして自民党は、再びアメーバーのように増殖し、日本を食い潰すまで権力の座から離れようとしないだろう

 完膚なきまでに自民党の議席を減らすことが出来るかどうか…有権者の意識が決めるということだ!! 

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