Bー28 小児的噴飯もの?
先の「都議選敗北」の総括も、夏の「衆議院選挙惨敗」の総括もなく、戦犯麻生太郎内閣の執行部がそのまま横滑りした現・自民党は、案の定、静岡・神奈川の「参議院補欠選挙」でも惨敗した。
マスコミは民主党の勢いが続いているため、“自民党にとっては想定済みの結果”とトンチンカンなコメントを流していたたが、全ての敗北を、ただの“風向き”で負けたとする自民党執行部の分析は、そこからは何の反省も建設的行動も生み出せないことを物語っている。
谷垣総裁による民主党首相の初心表明に対する論戦も、案の定、そのスタンスのままで突入した結果、鳩山の返り討ちにあって無残にも粉砕された。
谷垣が、「概算要求で、一気に100兆円近い大きな予算を組んで!」と民主党を非難すると、鳩山による「102兆円の、補正を含む予算を組んだのはどの政党だったのか?」と簡単に反撃されている。
次に谷垣は、「財源に埋蔵金を充てるフィクションで国民を欺くことがないようにしてもらいたいもの」と嘲笑すると、鳩山に、「埋蔵金が無いといっていた政党(自民党)は、民主党の指摘で埋蔵金が確認されると、その途端に埋蔵金に飛びついたのはどの政党だったか?」で木っ端微塵。
さらに谷垣は、「米軍再編、普天間基地移設問題や、在日米軍のあり方についての見直しは、日米に亀裂を走らせる」と、いつもの狼少年の常套手段で切り込んだが、「普天間基地移設問題を今まで10年以上、結論を出さなかったのはどの政党だったのか?」で無残に撃沈。
最後は「財政健全化へのビジョン、国家ビジョンも無い!」と討ち死に覚悟の万歳突撃を食らわせたが「(自民党にそんなものがあったか?)あなた方に言われたくない!」で一括され、見事に総員玉砕!
つまり、何の反省にも立たない自民党は、なぜ自分たちが国民から見棄てられたのかという根本的原因を全く分っておらず、谷垣の論法を見れば誰でもわかるように、“あんたらに全部返してやるわ!!”になるのは当然だ。それも分らないほど自民党は完全に腐り切っており、国民や時代から乖離してしまった。
それはそうだろう、キングメーカーを自称する森など派閥トップの連中は、今までの敗残の原因を認めると、責任を取って辞めざるを得なくなる。是が非でも現実を認めず、国民を騙してでも、力があるような顔で押し切るしかない。哀れなものだ。
ブーメランのように切り返しされる谷垣が、マスコミに向って悔し涙で語ったことは、「小児的な反応で乗り切れると思われているなら噴飯ものだ!」だったが、一体どちらが小児的噴飯ものなのか?
そもそも答えは質問と対応するのが常である。
自民党が過去の傲慢不遜ぶりを全く反省せず、まるで総選挙惨敗で全ての禊が終わったかのように錯覚し、過去は全て洗い流したため、今は野党で過去の経緯は関係ない“甘ちゃんぶり”で、新政権に食って掛かっている。
そんな行為ほど小児的なものはないし、そのようなスタンスでは野党としての責任は到底果たせまい。
その小児的態度で、野党第一党として乗り切れると思う自体、国民に対して噴飯ものと思うのだが!!
先の総裁選で、リベラルに傾倒する若手分断を目的に、森など老獪どもから送り込まれたイタチ目西村も、過去の自民党の悪行を踏み倒した詭弁ばかりを並べたて、鳩山と菅の両方から叩きのめされた。
案の定、森に反対した若手の河野は隅に追いやられ、目の泳ぐイタチが起用されたわけだが、これだけを見ても、自民党の腐り切った本質を、国民はあらためて垣間見れたと思う。
日本には「腐っても鯛」という言葉があるが、それは“鯛の性根まで腐っていないこと”を前提とする。
しかし、自民党はもはや過去の政治の糞溜と化し、その排泄物からウジが沸き、腐敗臭や雑菌を、平気で撒き散らすだけのようだ。
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