Bー25 自民党分裂が民主党分裂を生む!!
自民党が来年の「参議院選挙」まで持つかどうか不明な状況になっている。若手と老人議員たちの断絶が大きすぎるからである。単なるゼネレーションギャップというレベルではない。
おまけに昔懐かしい、麻生太郎、谷垣禎一、福田康夫、安倍晋三の四位一体名「麻垣康三」そのままの総裁選結果では、何の進展も見出せず、旧体質の持ち回り順からも足を洗えない。
派閥トップやキングメーカーなどが支配する勢力が「保守本命」で、河野太郎など若手は民主党と同じ「リベラル」の立場である。
今までの自民党なら与党で権力があったので、たとえ両極端でも束ねるられたが、野党に落ちぶれた自民党に、そんな求心力など残っていない。
河野に離党する度胸があるかどうかは別にして、若手の中には、派閥の長が「衆議院選挙惨敗」の責任も取らずのうのうと執行部の席に座り続ける体質に見切りをつけ、渡辺喜美の「みんなの党」に籍を移す可能性がある。
渡辺も自民党の総裁選挙後に声をかけている伏しがあり、そのうちに動き始めるかもしれない。この水面下の動きは、来年の「参議院選挙」の自民党大敗により、駄目押しになる可能性もある。
となると自民党はバラバラに空中分解し、野党第一党の地位もおぼつかなくなってくる。つまり「二大政党制」が成り立たなくなるのである。
小沢一郎の最終目標が日本に二大政党制を定着させることなだけに、自民党の体たらくがあまりに酷い場合、次の動きを見せる可能性がある。それが衆参圧勝で大多数を占めた民主党を二分させる戦略である。
今のまま自民党腐敗構造が継続するなら、4年後の衆議院選挙の時、民主党が二つに割れるかもしれない。政界の大編成があるとしたら、4年後かもしれない。
あるいは、自民党が、現在もつづく検察との蜜月を最大限に悪用し、民主党の主だった議員たちの、ささいな政治資金の記載ミスなどをあげつらい、リークは勿論だが、検察に強制捜査へ乗り出させる戦略で、無能なマスメディアを使って民主党を与党の座から叩き落す裏技を使うだろう。
前の細川内閣を内部分裂させたのも、政治資金の問題をあげつらう戦略で、自民党の老獪たちはこれに味を占めている。
自民党は、政治資金を“マネーロンダリング”する、ホリエモンさえ驚く犯罪行為で資金を調達し、回している党である。しかし、検察は自民党だけは一切お目こぼしをしている。
それは、民主党が「国家官僚」の特権を剥奪しようとしているからで、自民党が同じことをすれば、今度は自民党に噛み付いてくるはずである。
検察とはそういう連中の集合体ということを、日本人はもっと深く知っておく必要がある。
| 固定リンク
「日本国内問題」カテゴリの記事
- ■NHK「紅白歌合戦」は秋元独裁番組!?(2017.01.06)
- 2017年1月元旦(2017.01.01)
- ■Cー49/2014年4月15~2015年9月28問題!!!!(2014.04.16)
- ■C‐43/不正政治はアベノミクス裏で進める!!(2014.01.20)
- ■Cー42/原発反対運動はテロ行為となる!?(2014.01.03)