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2010年4月の4件の記事

■Bー45 民主党は発足当時から2分する運命にあった

 以前、九州のあるFM放送でも語ったが、小沢一朗は、今年の「参議院選挙」の後、民主党を2分し、2大政党政治を作る計画だった。

 それが達成できれば、小沢の役目は終わるのである。

 その際、自民党は完膚なきまでに破壊しておく必要があった。そうせねば永田町の残党が残り続けるからだ。それが小沢の戦略で、アメリカに迎合し、官僚と一体化する自民党だけは完全に根切りにせねばならない。

 それに恐怖した霞ヶ関官僚組織は、「察とマスコミ」が手を組み、民主党のイメージダウンに徹する戦略に出る。

 民主党も手をコマ苗いていたわけではない。検察のリークを禁止するため様々な手を打ったが、NHKをはじめとした全マスメディアが、情報を自由に得る権利の侵害とがなり立て、検察からのありがたい「ご託宣」を全面支持姿勢で応戦した。

 検察トップは「よしよし可愛い奴らだ」と、さぞやほくそ笑んだだろう。新聞、TVは完全に国家警察側(権力)に従ったからである。

 今、バラバラと自民党から出ている連中の実態は、自民党そのものである。舛添要一にしても渡辺らと同じで、参議院選挙後、少しでも有利な条件で自民党に舞い戻るつもりでいるのは歴然で、結局は元の木阿弥となる。

 要は、今の自民党は古い派閥が牛耳っているため身動きできず、新たに自分の派閥を作るため「新党」という名で誤魔化し、一時的に避難したに過ぎない。

 結果、参議院選挙で民主党が過半数を割れば、日本を実質支配する検察にとって最大の喜ばしい事となる。以後、必ず「検察省」格上げを狙い、戦前の特高警察以上の権力を獲得するだろう。旧ソ連無き今、公安警察がなぜ残っているかも日本人は何も考えない。

 今の多くのマスコミトップ連中(自民党支持者が圧倒的に多い)も、ホッと胸を撫で下ろすことになるが、自分たちが権力に迎合した事実だけは何が何でも認めないだろう。

 馬鹿なのは、そのマスメディアに洗脳され、毎日踊り狂った国民である。これで戦前に戻る最後の壁がなくなることも知らず、一時の鬱憤晴らしに酒を飲んだだけで終わりとなる。

 アメリカは鳩山民主党の案を選挙までOKしなければ、後は日本人の方が勝手に「鳩山は嘘を就いた」で、民主党はガタガタになる。もしアメリカが選挙前にOKを出したとしたら、それに見合う何らかの約束を取り付けたということだ。

 アメリカは損得でしか動かないし、外国の全ても同じである。損得勘定は汚いというのは、所詮14歳程度のガキと同じだ。

 ワシントンポストのリークがその典型で、露骨なまでの嘘でも、今の日本人の馬鹿な頭なら簡単に騙せると高をくくっている。

 前にも言ったが、「日本にアメリカ軍基地を置いてやっている」というのが本当の姿だ。アメリカは、沖縄や日本から「地上基地」は出て行けと言われるのを最も恐れている。

 その言葉を発する可能性が最も高いのが小沢一朗で、何が何でも検察とマスコミを駆使し、アメリカの奴隷から開放しようとした田中角栄と同じく、国会議員から完全追放させる必要がある。

 田中は、アメリカの石油支配の枠から日本を開放するため中国に接近、原子力の廃物処理もヨーロッパに任せる、一種の「3元外交」を達成しようとしていた。

 が、奴隷が何をするかと、アメリカ政府が仕掛けた田中だけを狙い打つ「ロッキード事件」を国内で暴露させ、日本の検察&裁判所ぐるみで田中を追い落としたのである。

 ヨーロッパ各国の首脳は、田中と同じピーナツを受け取っていても、誰一人と監獄に入るどころか、辞任さえしていない。外国の方が大人だったということだ。

 小沢の役目は、結果的に、今の危険すぎるアメリカの世界戦略の中で、日本が最前線に置かれないよう最善を尽くすことだが、日本人のほとんどはそれに気づかない。

 小沢は何も語らないというが、そんなことを世界戦略も何も知らない白痴同然の日本人に語ることは非常に危険である。

 まず右翼が黙っていないだろう。日本の右翼はアメリカの駒で動くからだ。

 もし、次の参議院選挙で、新党ブームでバラバラに分かれた自民党が、勝たないまでも善戦した場合、間違いなく“数の理論”で新党の連中は自民党に集合する。

 その場合、大臣職が目当てで、国会議員で一生楽に食って生きたい東国東などは、再び「自分を大臣にしろ」と言い出すかもしれない。

 小沢に「古い自民党」と揶揄する自民党(言う権利はあるのか?)は、その口の根も乾かぬ内に、昔に舞い戻るだろう。だから谷垣禎一は平然としていられるのである。

 昔から、日本の政治は“三流”といわれてきたが、三流なのはそんな選挙をしている日本人の方である。 

  

 

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■Bー44 唯一の民主党の失敗

 「四大新聞」に倣って、関連TV局も新聞と横並び報道に入ったようだ。最近では、アメリカの機嫌を損ねたとする報道が過熱し、アメリカの奴隷として、ご主人であるアメリカ様に対して恥ずかしいという報道一色で染まっている。

 言っておくが、「ワシントンポスト」は元々日本人を見下げてきた極めて人種差別的な新聞である。

 その新聞に、日本人が総選挙で正式に選んだ政党の代表を、「不運で愚かな日本の首相」と言われ、腹を立てるどころか、恥じ入り、恐れ入り、反省し、平伏する今の日本人とは一体何なのだ?

 鳩山民主党が唯一失敗したのは、選挙で約束した「キャリア官僚全員に辞表を出させる!!」行為を後回しにしたことだだろう。その結果が今の有様だ。

 結果どうなったか。新人の下っ端官僚は民主党の改革に比較的前向きの姿勢をとったが、キャリア官僚は生き残り、最近の「霞ヶ関の反乱」の総指揮をとっている。

 内に敵を抱えた軍や国は体を成さない…結果が今の「背後から弾が飛んでくる」有様だ。

 各省庁のキャリア官僚が、貪欲なマスコミを相手に自由に発言し、裏から様々な妨害行為を開始している。

 本来であれば与党側の実戦部隊の「検察」も、民主党の親分2人をターゲットに逮捕をチラつかせたが、検察トップの首を変えることが出来ない状況に陥っている。

 挙句の果、検察を仕切るはずの民主党・中井洽国家公安委員長までが標的にされ、くだらない路上キス(トリック撮影)問題で辞任寸前に追い込まれた。

 要は「友愛」では「伏魔殿」の改革などできるはずはないということだ。

 あのイエス・キリストでさえ、守銭奴の巣窟と化した神殿の中で鞭を振るったはずで…利権にまみれた検察やキャリア官僚に対し、一般庶民と同じ友愛を示しても、せせら笑われるだけである。

 民主党の失敗といえば、対官僚対策を後回しにした優先順位の誤りしか見出せない。が、有権者の方もこれまた異常である。

 これまで60年も自民党の悪政に我慢してきた有権者にしては、民主党の改革には無茶苦茶に性急なのはどういうわけだ?

 それまで自分たちの仕出かした付けを、民主党だけに全部背負わせたいのか?

 自民党に対してしてきた、“気の長すぎる姿勢”は何処へ行ったのだ?

 それとも「ローマを一日で成らしたい」というのか?

 だとすれば、やはり頭の程度は14歳児並ということだろう。

 明治政府でさえ幕藩体制を見直し、新体制の移行までに10年以上も要している。が、今の日本人は8ヶ月も我慢できないらしい。いつの間に性急な民族に変わったのだ?

 のんびり屋からあわて者へ、金持から極貧へ、海外進出からパラダイス鎖国へ…やはり、この民族は「中庸の民」などではない。

 尻に火が付くと簡単に180度も変貌する、分けの分からない「偽の中庸の民」である。

 だからマスコミに踊らされて“視野狭窄”に陥り、“鳥瞰図的な目”で全体を見通せない。

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■Bー43 日本の四大新聞は不要!!

 にも言ったが、日本の四大新聞「読売」「産経」「毎日」「朝日」は、全て国家権力である「検察」側に立つ判断をした。

 つまり戦前と全く同じ行動を取ったことになる。戦前は軍部(特に陸軍)に、今は検察(特高警察)の立場に立ったということだ。

 現在、検察を監視し、トップを潰すことは法的にできない。である以上、検察は事実上日本最大の権力を握る組織であり、その気になれば内閣総理大臣を“捏造容疑”で逮捕さえできる。実際、検察は捏造冤罪を作り出す名人であり、専門組織でもある。

 四大新聞は、その権力に擦り寄り、ナベツネを筆頭に全社勢ぞろいして平伏した構図となった。“権力組織に弱い日本の四大新聞”の習癖を又しても露呈したのである。

  一度目はまだ許されても、二度目だけは絶対に許されない!!

 今はネット時代である。今更、時代遅れで一方的な情報しか流さない四大新聞など不要だろう。というか「権力の番人」が権力と癒着した段階で終わりである。

 四大新聞は検察情報だけで動く“国賊”と断言していい!!

 地方紙はまだマシだが、四大新聞社には存在価値は無い。検察のリークを垂れ流す四大新聞により、日本は気づかぬ内に戦前の「警察国家」に戻されてしまうだろう。

 老人などは「テレビ欄」を見るため新聞を買うようだが、テレビ番組雑誌がコンビニに乱立する中、テレビ欄で困ることはない。

 少ない年金生活を守るためにも、高い購読料の新聞など早くやめた方がいい。日本の場合、「勧誘」が幅を利かせているが、これはある意味、断れない老人への“押し売り”にも似た悪習だ。

 洗剤などの景品で勧誘する行為は禁止されたはずだが、未だにはびこっている。正義を掲げる四大新聞がそんな真似をしていいのか?

 一番は即行で断ることだが、“人間関係で絡めてくる”のがほとんどなので、どうしてもという場合、“夕刊だけにすればいい”。それだけでも四大新聞社には結構なダメージがあるからだ。

 新聞は「朝刊」を売ることで成り立っている。「夕刊」は必ず付いてくるオマケみないなもので、そうである以上、四大新聞社を潰すには、アメリカのように新聞など買わないことだ。

 以前、日本新聞関係者のトップが、アメリカの現状を突きつけられても、日本の場合はアメリカと違うと胸を張っていたが、急激な落ち込みの中、販売店の半強制的な勧誘に期待しているのはミエミエだ!!

 もう一度言うが、検察はリーク情報を四大新聞を通して垂れ流してくる!!

 彼らはネットで同じことをしても、新聞のように一方向ではない“双方向”のため、必ず反論や検証などが出てきて潰されてしまう。

 つまり、四大新聞は既に時代遅れの産物であり、存在しなくても誰も困らないのである!!

 只、田舎の地方紙は、四大新聞より汚染度が小さいため、山奥などの老人のためにも残る方がいいだろう。

 これから筆者は、様々なメディアとツールを通し、「四大新聞不要」の活動を積極的に行なうことにする!! 

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■Bー42 日本人は新党オタク!?

  なにやら「新党ブーム」である。

 どうやら日本人は「看板替え」が好きのようで、替えればスグに信用する習癖があるようだ。

 だからオウム真理教は「アーレフ」に替え、法の華三法行も「よろこび家族の和」に変身した。そういう土壌が昔から日本人にあるからだろう。

 事実、今、どんな政党を求めるかのアンケートをとれば、有権者の半数近くが、意味も無く「新党」と答えるという。

 自民党からポロポロ離党する輩が増えてきたのも、有権者の新党好き思考があるからだ。渡辺喜美がポロリと外に出、鳩山邦夫が自称坂本龍馬を名乗って離党、与謝野馨園田博之もポロリと離党し、前に離党していた平沼赳夫と新党を作るとか作らないとか…

 まるで「擬似自民党」「似非自民党」が鹿の糞みたいにポロポロと散らばる体制ができている。

 バラけた状態で民主党を包囲しようと画策しているかのようだが、実際、与謝野などは老獪・中曽根康弘に報告まで行っている。なぜ中曽根に許可を求めに行ったかだが、答えは与謝野自身が自民党総裁・谷垣禎一に「民主党を挟み撃ちにしましょう」で判明する。

 夏の「参議院選挙」結果次第で、渡辺喜美、鳩山邦夫、与謝野馨、園田博之平沼赳夫らが、再び自民党と合体するためだ。

 新党なら短絡思考から票を入れる愚民が多いため、被害を最小にするため今はバラけておくだけである。この輩は昔から「離合集散」を節操も無くやってきた連中だ

 だから谷垣は平然としていられるわけで、おまけに「検察」が国民の税金を使って、民主党議員の荒捜しに邁進し、自民党を裏から全面支援している。これは自民党にとって保険に入っているようなもので、戦前なら「特高警察」と「新聞」が全面支援しているに等しい。

 事実、ナベツネ「読売新聞」を筆頭に、「産経新聞」、「毎日新聞」、「朝日新聞」がいっせいに検察に擦り寄った結果、民主党の支持率低下に全力を上げる構図が確立した。

  要は、有権者のレベルが低いので出来る構図である!!

  最近、既に終わった政治家・石原慎太郎までが新党(自民党もどき)の全面支援で復活してきた。最近、駄目出しが連発するため、新党ブームという勝ち馬に乗りたいのだろうが、過去の亡霊が出てきた意味は象徴的だ。

 そういえば、石原も坂本龍馬を自称し始めたようだが、数年前の大連立構想の際、あのナベツネまでが龍馬を自称した。いったいこの国の坂本龍馬とは何歳なのだ?

 最右翼の出番ということだろうが、自民党の背後に現代の「特高警察(検察)」がついているだけに、虎の威を借る狐であることは確かだ。官僚とマスコミが手を組んだ閉塞状況を打破するには「右翼思想」が勇ましく見え、まるで戦前の日本と全く同じ構造だ。

 国民が本当に馬鹿なら、今の動きが戦前に戻るための2段階目とは気づかないだろう。

 日本人の頭の程度はアングロサクソンの14歳程度…それが事実かどうかを確かめたいなら、国賊と化した「四大新聞」の茶番に踊り、検察、キャリア官僚が、さらにその裏にアメリカが自民党の背後にいる構造を察知できない状況を見れば一目瞭然だろう。

 愚民の定義は、頭の中が「日本全国ダーツの旅」と思えばいい。人はいいが、簡単にオレオレ詐欺に引っかかる…そういうことだ。

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