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2010年6月の4件の記事

■B-50 検察の「参議院選挙」前の民主攻撃!!

  障害者団体向け割引郵便制度」の悪用をめぐり、民主党の「参議院選挙」への攻撃のカードに使えると踏んだ国賊「検察」は、同じ官僚から一人の生贄を作り出す必用があった。

 その生贄とは厚生労働省局長だった、村木厚子女史である!!

 村木女史が、当時の部下だった(元)係長の上村勉に、偽造証明書を書くよう指示したことにすれば、民主党参院議員の(元)秘書・倉沢邦夫が、民主党大物議員の口添えを受け、厚労省元部長に証明書発行を依頼したという捏造話を作り上げることができる。

 その大物民主党議員の名は、石井一参議院議員である!!

 7月11日の参議院選挙の直前に、民主党に大きな汚点をつけることができれば、愚民どもは一気に自民党に舞い戻る。そう踏んだ検察トップは、誰でもいいので一人生贄を作るよう命じた。

 要は、検察が最も得意とする「冤罪」を作ればいいのである!

 マスコミも馬鹿なら国民も馬鹿なので、これまで通りに検察のストーリーを簡単に信じるはずだった。

 対する弁護側は、捜査段階で村木被告の指示を認めていた上村被告が、現在、単独犯行を主張していると暴露、検察の思惑が寸断される事態に陥ってしまった。

 村木女史も、初公判で大阪地裁(横田信之裁判長)に対し、「私は無罪です。部下に指示した事実は一切ありません。一切犯行にかかわっていません」と起訴内容を全面否認した。

 さらに弁護側は、「証明書の不正発行をしてまでも国会議員の機嫌をとらなければならない事情はない」と反撃、検察の嘘(捏造)を証明する情報も公開した。

 それは以下のものである。村木被告と倉沢被告の手帳には2人の面会記録が一切記載されていない。普通、人と会う場合、誰であれ面会者と日時は最小限記すはずである。つまり物的証拠が全く無い案件となる

 言い換えれば、その部分を検察が嘘の証言で埋めたことになる。

 さらに検察が証拠として提出した証明書作成時間も嘘で、同じ時間、当の石井参議院議員は、ゴルフ場でプレーしていた事実も明らかになった。

 結果、検察のストーリーは支離滅裂で、完全破綻していることが暴露されたのである!!!

 決定的なのは、元係長の上村勉被告の前任係長が証人として出廷し、証明書発行に関する村木被告の指示はまったく無かったと証言したことだ。

 これで検察は捏造がばれて総崩れになってしまった。

 案の定、検察は常套手段である「自白調書」を決定的証拠としていた。相も変らぬ冤罪を製造する国賊である。

 障害者団体「凛の会」の元会長・倉沢邦夫は、検察誘導で「省内に村木被告もいた」と証言したとされるが、「我々の言うとおりに証言すれば罪を軽くしてやる」という、検察のいつもの手口に乗ったのだろう。

 誰が見ても検察の敗北だが、検察は、村木女史に対し、ゴリ押しの“懲役1年半”の懲役刑で起訴した。

 日本人は起訴されれば有罪、あるいは黒に近い灰色と見る愚かな民族だ。

 特に田舎の老人には効果があり、民主党議員の対立候補(自民党と野党集団)は選挙戦で、そのカードをフルに使えるだろう。

 参議院選挙直前に民主党の大物参議院議員を血祭りに上げることは、衆議院選挙大惨敗後、自民党の麻生と交わした検察との了解事項である

 

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■Bー49 参議院選挙と事業仕分け

 主党になって初めて本格化した「事業仕分け」だが、この仕分けは7月11日の「参議院選挙」と深い関係がある。

 自民党政権下で行われた仕分けは、誤魔化し程度の代物だったが、河野太郎を支える自民党の若手グループは、“元祖仕分け人”は河野太郎であり、“自民党”が最初に仕分けをやったと息巻いている。その手法や厳さは、民主党の枝野や蓮舫以上と自賛してはばからない。

 が、これはお粗末な発言である。全ての省庁と癒着していた自民党の族議員たちが、河野たちの仕分けを最小限に押さえ込んだ事実は変わらないからだ。

 実際、河野グループがやったことは、毒にも薬にもならないスカッ屁で、ほとんどニュースにもならなかった。

 一方、民主党は、4年以上をかけて仕分けを徹底するようだ!!

 第1回は霞ヶ関の「省庁」の無駄使いを暴き出し、第2回は「独立行政法人」にメスを入れた。これからは「宗教法人」にも手を入れると思われるが、「創価学会」などは今から戦々恐々としているはずである。

 そのため公明党は、民主党の仕分けを徹底的に妨害せねばならず、それが池田名誉会長の命令でもある。

 莫大な収益を上げる創価学会は、民主党によって、宗教法人への税優遇措置の特権を奪われてはたまらない。

 創価学会が企てる、日蓮宗による日本支配と世界制覇の夢は、莫大な収入を生む税免除(あるいは優遇処置)により成り立つビジョンで、池田が目論む「ノーベル平和賞」獲得は、そのための重要なステップとなる。

 日蓮は、己の宗教だけが世界唯一の真理であり、他は全て排斥せねばならないと断言した男である。排斥される側には、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教も入っており、神道も入っている。つまり天皇は日蓮の敵になる。

 それを原理主義の創価学会は隠しており、その実態はカルトそのものだ。

 また、一宗教団体が政治介入する行為は、「政教分離」を掲げる「日本国憲法」の明らかな違反である。が、当時、学会に協力的だった検察トップが、問題は無いでゴリ押しし、結果誕生したのが“検察保障の公明党”である。

 だから検察と創価学会は国賊となる。

 公明党は明らかな反憲法政治団体であり、今からでも潰しておかないと、必ず日本にとって途方も無い害悪を成すだろう。というか、既に自民党と結託して日本をここまで駄目にした。

 同じ国賊がキャリア官僚だが、民主党の事業仕分けで、多くの無駄遣いが指摘され、「廃止」と「縮小」が決められても、キャリアの連中には屁でもない。

 仕分けの決定はあくまで“提案”であり、キャリア官僚にとれば“努力目標”に毛が生えた程度に過ぎないからだ。目標とは官僚用語で、変える必要が無いものをいう。

 その間に、自民党が政権奪取に成功すれば、仕分け結果などどうでもよくなり、再び自民党族議員と一緒に愚民の税を吸い尽くすことができる。

 そのためにも「検察」には頑張ってもらわねばならず、民主党の支持率を最低にしてから、自民党と共に「衆参同時選挙」にもっていこうとした。

 が、菅内閣が発足してしまい、コロコロ変わる有権者の支持率が一気にⅤ字回復してしまった。

 一気に変わるということは、一気に落ちることを意味し、特に地方の老人たちは、“金の問題”が最大の興味というデータが出ている。

 ならば騙すことが可能で、自民党は、己を“金に厳しい政党”というイメージで参議院選挙を戦う戦略を立て、創価学会と一緒に打って出た。が、本当の金塗れは自民党で、個人の法律違反もさることながら、自民党本部はブラックボックス・システムの“マネーロンダリング”で、一部の不浄な金を浄化している。

 民主党が政権与党である間、仕分け結果を、各担当大臣によって導入されれば霞ヶ関は悲鳴を上げてしまう。そんな真似を4年以上もかけて実行されたら最後、キャリアと天下りの特権先は消滅し、税金による豪華な生活は夢となる。

 自民党は霞ヶ関のキャリア官僚の全面支援を受け、自民党議員を捕まえることは無いと麻生時代に確約した「検察権力」を後ろ盾に、相等汚い行為を平気でやってくると思われる。

 それに全面協力するのがナベツネで、読売新聞と日本テレビを駆使しながらマスコミ誘導し、民主党攻撃をすることで、読売新聞の販売部数を一気に上げることにも成功した。

 巨人ファンも舐められたものだが、要は、日本人は読売新聞の記事が大好きなことだけは確かで、戦前、読売新聞が軍の手先で働いた事実などとっくに忘れたようだ。

 戦前の「四大新聞」の最大の汚点は、軍への戦争協力に名を借りた販売部数の拡大にあった。つまり戦争を販路拡大の営業に最大限に利用したのである。

 日本のマスコミは国家権力ともたれあう歴史を持っている。それが今は、軍から「特高警察(検察)」に乗り換え、その最先鋒がナベツネの所有物・読売新聞だ。

 今、ナベツネによる読売新聞拡大の動きは、まさに戦前と同じで、騙される国民はやはり愚民としか言いようがない。

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■Bー48 自民党は一に金・二に金・三に金

 や組織の思いが何処にあるかは土壇場になれば分かるというが、案の定、自民党は「小沢と鳩山の金」が最重要事項だったようだ。

 他の大事な国民のための法案などは二の次三の次で、参議院選挙告示直前の自民党の醜悪さは、まさに反吐が出そうだった。金、金、金…ばかりで、自民党の興味は正に裏返しで“金”しかない。

 創価学会・公明党も、やはり最後は自民党と一体化し、 渡辺喜美の「みんなの党」や、その他諸々の新党も一斉に自民党に擦り寄り、己の本性(自民党議員の避難所)を露呈した!!

 菅首相に関しては、昔から“脇が甘い”と言われてきた。そう指摘したのは伸子夫人だが、今回の冷徹なまでの参議院選挙日を譲らない姿勢は、その甘さを払拭するに十分だった。

 政治家はアレで正解である。

 自民党が企てる会期延長などは愚の骨頂で、自民党の妨害で何も決まらなかった場合、民主党のチョンボ劇にされるところだったからだ。

 さらに菅は、参院本会議の席で、自民党と創価学会・公明党が企てる衆院解散に対し、「まず、参議院で民意を聞くのが筋だ」と衆院解散・総選挙を一笑し、民主党の圧倒的有利な状況での7月11日投開票日で貫いた。

 政治はこれで正解である。

 自民党と創価学会・公明党は、日本をココまで駄目にした連中である。奴らの発言を聞いていると、全てこいつらに返してやりたいものばかりだ。 

 民主党は、今回の一連の金の問題に対し、同じように金塗れだった自民党の国会議員をあげつらい、自民党も同じではないかとする戦法をとらなかった。

 これが“囲碁”の戦略の典型で、将棋ではこうはいかない。返す刀で相手の駒も落とすのが将棋だが、そうなると今回は最悪の消耗戦になったはずである。

 政治に興味を無くす有権者が激増すれば、浮動票に期待ができなくなり、結果として、地方の組織票が強い自民党と、必ず選挙に行く創価学会信者の公明党が有利に働くようになる。衆議院選挙と参議院選挙の手法が違うことも一因にある。

 ところが、浮動票有権者の投票率が高い値で推移すれば、今度は逆転して民主党の有利に働く。

 だから、今回の劇的同時辞任劇の裏に小沢戦略があると言っている。

 新党の多くはこれでおしまいだろう。桝添などは、民主党が過半数に届かなかった場合を考え、早々に民主党に擦り寄ってきた。自民党に勝機は無くなったと判断したからだろう。

 ナベツネの読売新聞(日本テレビ)を中心に、蓮舫議員などの事務所費記載が法律違反とする情報が飛び交っているが、極貧の自民党が、有力民主党議員の粗探しに莫大な資金を使えるとは思えない。

 あるとすれば麻生が国庫から持ち逃げした2・5億円である。

 麻生は下野したにもかかわらず、内閣官房機密費2・5億円を国庫から持ち逃げし、その金を有力民主党議員の荒捜しに振り向け、どんな些細なことでも膨らませてマスコミにリークしている。

 この男の下劣さは、前の衆議院選挙でも発揮され、選挙の直前、異様な「怪文書」を作成し、それを小誌にして全国に配布するという暴挙をやってのけた。

 怪文書とは事実かどうかも分からない内容を大仰に書きたて、世間を不安にさせる文書をいうが、これは明らかな選挙妨害である。

 国賊組織の「検察」が味方についているので、麻生は何でもできると踏んでいるのだろう。

 自民党が選挙で戦えるネタは、この麻生がリークした捏造ぐらいだが、地方の老人たちには“金の問題”は人気がある。

 田舎の老人たちにとって、金の問題は“一番人気”と言っても過言ではない。都会では民主党の金の問題など今ではどうでもいいが、地方では未だにダントツ問題である。

 よほど親からの月1500万円の小遣や、民主党の運営に長年貯め込んだ、合法的な数数十億円規模の小沢資金が許せないらしい。

 いみじくも、「定額給付金」の際、麻生が語ったように、“さもしい人間”が田舎の老人に多い理屈になるが、それでいいのか地方の老人たちよ?

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■Bー47 囲碁の戦術

 民主党」の鳩山総理大臣と小沢幹事長の辞任劇でにわかに政界が騒がしいが、これで大変になるのは、「自民党」と雨後の筍のように出てきた自民党もどき、自民党一時避難所がミエミエの「新党」の連中だろう。

 特に菅直人が次期総理大臣になった段階で、検察とマスコミによって作られた野党に吹く風が止まったといえる。

 さらに菅総理が有能な若手を大臣に抜擢し始めたら、老人たちが支配する自民党などは完全にお終いである。

 渡辺喜美や舛添 要一などの新党も、参議院選挙後に自民党に様々な条件を吹っかけ、少しでも有利な条件で戻ろうと画策していただけに大打撃になる。

 特に渡辺喜美は「衆参同時選挙」を大声で喚いていただけに、そのショックは隠しきれないだろう。

 政治だけにクリーンさを求める日本人にはいい加減ウンザリだが、今回の辞任劇には小沢の「囲碁」の戦術が使われたような気がしてならない。ご存知のように小沢は囲碁の名人である。

 囲碁は将棋やチェスほどの派手さはないが、気がつくといつの間にか、あちこち囲まれている。それほど決まったルールはないが、じっくり後から効いてくる。気づいたときは術中にはまって、地を失ってお終いになる。今回はその匂いがする。

 派手な手法で小沢を政界から抹殺し、自民党のご機嫌をとろうと画策した「検察」だったが、小沢は豪腕の割に慎重且つ柔軟で、まるで暖簾に腕押しだった。

 というか、元々は立件不可能な事をさも大罪のように仕向けた検察に非があるわけで、民主党の支持率低下が最小限の目的だっただけだ。

 下劣なほどの組織である。検察に比べれば暴力団の方がまだマシなぐらいだ。

 今回、鳩山が小沢にも退陣を求めたことで一矢報いたと思われているが、実際は逆で、女房役だった小沢が鳩山に最後の桧舞台を作ってやったと思われる。

 参議院選挙寸前の大舞台で鳩山はそれをやり抜き、ある種の感動さえ与えて表舞台から去った。

 実際、その日だけで民主党支持率が30パーセントまでアップしている。おそらく菅総理が能力がある若手を大臣に起用し、反小沢色を色濃く出せば出すほど支持率は回復するだろう。事実、新政権支持率も一気に50パーセント以上まで回復した。その勢いで民主党は参議院選挙に突入するだろう。

 コレ、全て小沢の戦略である可能性が高い。小沢は既に参議院選挙後の政局に目が向いていて、小沢主導の政界再編を決行するつもりだろう。

 検察次第で踊るマスコミと有権者もいい加減なら、小沢采配で踊るマスコミと有権者もいい加減である。言い換えれば、「世論」というのは所詮その程度の代物で、まともに目安に出来るようなものではない。

 まして世論を「天の声」とは片腹痛い。神に対してこれほど馬鹿にしたような言葉も無いからだ。

 戦前は、国民の方から領土を奪え、賠償金を奪えと次々と戦争を起こさせ、それを天の声と称して軍と一緒に豪語していたくせに、いざ戦争に負けたら、今度は神など信じられないと言うのだから実にお粗末な天の声だ。

 今のままでは自民党消滅の危機を迎えるため、読売新聞のナベツネと自民党は、再び裏から小沢と接触し、参議院選挙前に小沢を民主党から離脱させようと画策してくるだろう。政界再編はその方が進むというわけだが、小沢が呑むとは思えない。

 検察は、今以上に民主党の荒捜しをしてくるはずで、できれば選挙前、民主党の大物参議院議員の告発を狙ってくる可能性がある。マスコミを利用して民主党の支持率に水を差すためだ。証拠などはどうでもよく、イメージダウンが目的だ。

 愚民は何度もこの手に引っかかる。

 特に地方の老人たちは簡単に騙される。オレオレ詐欺が減るどころか年々増えているのも理解できる。

 失礼を承知で言わせていただけば、今の老人たちは戦前は軍部に騙されて戦争を引き起し、戦後は自民党に騙され、官僚に騙され、検察(特高警察)に騙され、マスコミ誘導に騙され、さらにオレオレ詐欺にも簡単に騙され、それでも反省する気が無い。

 これでは今の若者たちが、老人の面倒を生涯見る価値を見いだせなくても、文句を言えるだろうか?

 若者が老人一人を年金で面倒見る時代が間違いなく訪れるが、親の面倒を子が見る必要がないよう始まった「年金制度」は、その瞬間にシステムとしての存在意義をなくす。

 何処の誰とも分からない一人の老人の面倒を、自分が一生涯見るようなシステムなら、自分の親の面倒を見る方がマシである。それが人情だろうし、元々人としての基本であろう。親孝行とはそういうことだ。

 それ以上の行為(それでも大勢の老人を、今以上の年金を払い続けることで面倒を見たい行為)は、キリスト教信者やイスラム教信者のような人々ができるレベルで、無神論者、唯物論者、拝金主義者がほとんどの日本人にできるとは到底思えない。

 老人も選ばれる時代が来るということだ。そしてそれは間違いなく訪れる。

  

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