■Bー53 脇の甘さ&付和雷同
以前にも記したが、民主党総理大臣の菅直人は“脇の甘さ”が致命的欠点だった。
それは伸子夫人が昔から忠告していたにも関わらず、鳩山&小沢のW辞任で一挙に民主党への支持率が60パーセントを超えたため、調子に乗って“自論”をぶちまけてしまったようだ。
それが「消費税10パーセント台アップ論」だ。
選挙前に税金を上げることを表明した政権は必ず倒れるというが、それはヨーロッパでも同じで、菅が学んだイギリスでも、税金のアップは選挙に勝利した後である。
そんな常識も、菅は無視し、結果として選挙の惨敗、脇の甘さを露呈した。
おそらく自民党が消費税10パーセントアップを表明したため、前から菅の自論だった消費税アップを口走ったと推測できる。
要は脇が甘いのだ。野党が言うのと与党が言うのとでは全く違う。そんな常識も忘れてしまったようだ。
一方、有権者は「腹立ち紛れで選挙する」選挙民が大多数のようで、自民党が政権を奪還しても、次も腹立ち紛れで民主党(存在するかどうか分からないが)に票を入れる者が大多数になるだろう。
よって、今の有権者の政治センスでは、毎年、総理大臣の顔がコロコロ変わる事態にもなりかねず、結果として日本人は世界の笑いものになる。というか、既にそのレベルなのだが…国としての信用も完全に吹き飛ぶだろう。
こういう連鎖も「付和雷同」といい、これから先も簡単に「検察」に操作され、マスコミに誘導されることは間違いない。
マッカーサーと当時のシンクタンクが分析したように、“日本人は12歳の頭しかない”ようだが、それだけ地方老人が追い詰められているともいえる。
が、地方が疲弊した最大の元凶は自民党だったはずで、今回、その自民党に票を入れた老人たちは、菅の消費税アップに頭がプッツンしたということだろう。
それでも腹立ち紛れの投票行動だったことは間違いなく、政治センスが近視眼という点は変わらない。
東京など都心部と全く逆の選挙結果が出たのもその表れで、東京では民主党候補の2人が早々に当選確実となったが、自民党候補の当確は大分後になってからだ。
これは有権者の政治センスの違いを如実に示すデータだろう。
どちらにせよ、この国の有権者の多くは、先を見るより、怒りに任せた気分で票を入れる思考の持ち主が急増したことは間違いない。
そこで出てくるのはやはり“小沢一郎”で、発足早々自爆でジリ貧に陥った菅は、政局の後始末と行き所を小沢に頼み込むしか手が無くなった。
連立相手との交渉は菅にできても、今や勢力を拡大し、総選挙まで打ち出す自民党との交渉に小沢は欠かせない。
菅が“イラ菅”で反発すれば、小沢が民主党を出ることで民主党を叩き潰し、ガラガラポンの政界再編にもってく可能性が大きくなる。
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