■B‐56 騒ぐアメリカ&踊る日本
小沢一郎が「民主党代表選」に出馬を固めたとき、アメリカの新聞各紙は小沢批判に血道を上げ始める。
アメリカのマスコミが先導すれば、日本のマスコミは全面的に同調するからだ。実際、日本のマスメディアはそのとおりに動いた。
自分が知るかぎり、TV局の人間の殆どは時間に追われて忙しい忙しいで一生を終える。だから現場の人間ほどじっくりと腰がすわらない。
よって深い知識が無く、「政治評論家」と称する種族はそんなTVに従っている。デレクターの出す指示通りに動き、そして発言するのである。最初からデレクターの作ったシナリオが存在し、多くの場合その通りに発言しているのである。その指示を守らないと次の出番が無いため、連中は必死になってデレクターに従う。
怒るシーンは特にそうで、怒りシーンがお馴染みのタレント的評論家は、ほぼ100パーセントシナリオの中で指定されている。「ここで怒る」とシナリオにあるからだ。そんなことも知らずにヘラヘラ喜んで観ているのは、白痴化した視聴者だけである。
新聞も大同小異で、「政官財癒着構造」の中、ぶら下がりの政治記者たちの殆どは、自民党から“賄賂(金券・旅行券・料亭代・等々)”を受け取っている。その連中が今の新聞社の幹部になっている。「読売新聞」のナベツネがその典型だろう。
そんな連中が徒党を組み、「権力の番人」と称して、小沢一郎に挑みかかっているのが今の日本の構造だ。勿論、日本人の多くはTV漬けで、四大新聞信奉者なので簡単に引っ掛かる。
特に地方の老人たちは、マスコミに誘導され、何の疑いも無く「小沢=自民党政治の典型」と異口同音に口にしながら、先の「参議院選挙」では平気で「自民党」と書く。その一貫性の無さと、支離滅裂さは尋常ではない。
全てではないにせよ、彼らの多くは「オレオレ詐欺」に簡単に引っ掛かる。が、特に反省もない。だからオレオレ詐欺の被害は増える一方で、このことから老人世代の多くは“情報分析”が出来ない世代と読み取れる。
考えてみれば、彼らの世代の多くは、戦前教育の中で育ち、お上(権力)に従う部品しか植えつけられていない。要は「お役人様に従えば間違いねえ」の世代で、「三つ子の魂百まで」は今も立派に通用するということだ。
問題は、地方の“1票の重さ”が、都会に住む有権者の5倍以上にも達するということだ。つまり、今の日本は、地方の老人たちによって動かされる運命にあるといえる。
下手をすると、日本は地方と都会が対立し、何も動かなくなるタイのようになる可能性がある。
小沢一郎が総理大臣になると、アメリカは「日本完全植民地計画」を妨害した田中角栄の再来と捕らえ、検察には容赦の無い別件逮捕を迫り、政治と金の権化である自民党には「政治と金」で政治をストップさせ、マスコミには小沢批判を連日連夜報道することで小沢を叩き落すよう仕掛けてくる。
今のアメリカは最終段階に入っており、日本経済を徹底的に追い詰め叩き潰せば、贅沢に慣れ親しんだ日本人は、共産主義の中国でなく、アメリカに土下座をして服従するしかなくなると踏んでいる。つまり完全奴隷化か成功するのである。
だから小沢が立ったのだが、ほとんどの日本人はそれが分からない。よってアメリカから見れば日本人は愚民であり奴隷なのである。
これは戦前戦中の「衆愚政治」で成功した陸軍官僚の手口そのままで、アメリカのシンクタンクは、それを踏襲しているだけともいえる。が、当の日本人は自分たちの分析が全くできていない。
そのアメリカに対する小沢の奇策は、情報を知るかぎり山本五十六を超える可能性がある。最終手段の「徳政令」を含め、それは全て小沢の頭の中にある。が、菅直人にはその欠片もない。
アメリカは小沢がそうなる前に、財務省の犬と化した菅直人を、マスコミ誘導で代表の座に誘導している…果たしてどうなるか?
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