■B68 アメリカの世界混乱計画第2弾!!
アメリカ軍のエージェントでもある超能力者ジョー(ジョゼフ)マクモ-ニグルの予見は、「瀬戸内海東部巨大地震が2010年9月15日±7日に起きる可能性がある」だった。
それからちょうど半年後の2011年3月11日、マグニチュード9.0の超弩級地震が東北から北関東を襲い、想定外の巨大津波が三陸一帯を襲うと、福島原発が制御不能に陥り、「魔の三重苦」が日本を叩きのめした。
今回の大災害で被災された数万以上の方々には、謹んでお悔やみ申し上げ、冥福を祈らせていただきたい。
が、本当の問題はその後からなのである!!
全てが後手に回り、営利優先で対処した「東京電力」への非難は後日に回すとして、「阪神淡路大震災」より大規模な被害が東北で起きたことは、世界的にどのような影響を起すか先読みする必要がある。
まず、ようやく安定の兆しが見えた日本経済が、今度の大災害で大きな打撃を受け、足元をすくわれる形で失速する可能性があるということだ。事実、日本企業の「株価」は大きく値下がりし、世界経済の不安材料になってしまった!!
欧米は日本全体の失速を抑えるため、大災害後から始まった異常な円高傾向から円安誘導に協調介入せざるを得なくなっている。
700兆円もの巨大借金を内在する日本が大きく躓くと、世界経済は一気にバランスを失い、「世界経済恐慌」に突入する危険がある。
最悪なのは、急遽、判断を前倒しする形で、大震災の直前ともいえる2月22日、日本国債の格付けをアメリカの「ムーディズ」が、「安定的」から「格下げ方向」に引き下げ、上から3番目の「Aa2」に落としたことだ。 さらに「福島第一原発」の放射能問題と、「計画停電問題」が中長期的にローブローのように日本に利いてくる。つまり、復興どころではないというのが日本の台所事情のはずで、無闇な希望だけでは絵に描いた餅になる。4月判断と言っていたムーディズが、なぜ突如前倒し判断をしたのか?どちらにしろ、これが震災後の日本の信用を押し下げる一因となるのは目に見えている。
今は福島第一原発の対策と救援に目が行っている日本だが、超借金大国である日本の何処に、大災害から復興させる資金があるのか。
復興には少なくとも30兆円以上が予想されるが、平均水位から20メートル以上の高さの超巨大堤防群の建設費や、膨大な数の各種保証なども加わると、総額で100兆円を越える予測まである。一体どこから捻出する気なのか?
今こそ、自民党が無駄に溜め込んだ「アメリカ国債」を売る時だが、アメリカの「モルガン・スタンレー」のジェームズ・キャロンは、「日本銀行や日本の大手保険会社が、東北関東大震災の復興費調達のために、アメリカ国債を売る可能性は殆ど無い」と断言した。
その理由を、キャロンは1995年の「阪神淡路大震災」の時も、自民党と社会党の連立政権が、アメリカ国債を売却しなかったからとした。これは「アメリカ国債を売るな!!」というアメリカの脅しである!!
つまりこういうことだ。アメリカは莫大なアメリカ国債を、自民党がアメリカへの「献上金」として買った(払った)と見ており、アメリカが日本という植民地奴隷から徴収した「税」と考えているということだ。
それでも日本がアメリカ国債を売れば、アメリカ経済の失速を生み、ドルの大暴落へとつながって、「日本発世界大恐慌」の引き金になりかねないというわけである。
簡単に言えば、日本人はさらなる国内借金を積み重ね、アメリカ人の贅沢な生活を守れと命令しているのだ!!
かくして、日本経済をズタズタにするアメリカの「禿鷹ファンド」は生き残り、暴利を求めて日本人の最後の貯蓄まで吸い取ることが可能となる。その金は贅沢なアメリカ人のための年金や、さらなる投資資金へと回されていくのである。
誰が見ても、今回の未曾有の被害を受けた日本が、手持ちのアメリカ国債を売っても仕方がないところだが、アメリカが首根っこを押さえる菅では不可能である。
小沢ならアメリカ国際の売却の後、アメリカの次の一手で「徳政令」を発布し、日本人の借金を全てチャラにすることで日本を救うだろうが、何の国際感覚も無い田舎の老人たちが、アメリカの手先の「検察」と「マスコミ」に誘導され、“冤罪”で小沢を封殺してしまった。そのお先棒を担いだのが国賊「読売新聞」のナベツネである。
つまり日本は、アメリカが仕掛けたムーディズの格下げ国債を、アメリカと財務省の奴隷である菅と与謝野によって、目減りした「超赤字国債」としてさらに発行せざるを得なくなる。
同時に、大災害を理由に、超法規的措置による「消費税大幅アップ」に踏み切る可能性が極めて高い。
これで益々日本経済は失速し、消費税の大幅アップが国民の消費意欲を減退させ、日本全体が完全に失速する。
かくしてアメリカ人は贅沢な生活が守られ、マヌケな日本人は沈没するのである。これは最悪のシナリオではなく、最も可能性が高いシナリオだ。
日本が倒れてもアメリカだけは無事である。
内向き思考の日本人と違い、外向き思考のアングロサクソンはその点は抜け目が無い。いざとなれば日本を悪者に仕立て、自分たちはアメリカ一国に閉じこもるだろう。
いわゆる「アメリカ版鎖国」である!!
そのために莫大な国内石油を手付かずにおいてあり、食糧も莫大な量をいくらでも生産できる。
つまりアメリカは、世界がどうなっても、自国だけは生き残れるのである。
これを「モンロー主義」といい、19世紀にアメリカは既に「孤立主義」の可能性を示唆していた。
さらに言えば、日本がアメリカ国債を売っても世界経済は失速し、売らずにいても日本は天文学的借金で押し潰され、墜落することで世界経済が道連れになって崩壊する。どちらに転んでも、アメリカが最後に得をするようになっているのだ。
それを阻止できたのが小沢だったため、アメリカは是が非でも小沢を事前に潰しておく必要があった。
今回の東北関東大震災の時、もし小沢が日本の総理大臣でいたら、アメリカは己の計画を遂行できなかったということだ!!
これで今回のメガクェイクが何者の手で引き起こされたかが分かるだろう。全てが、半年以前からの計画だったのである!!
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