Bー82 米英でEUをイスラム地獄の窯へ導く!!
2012年 1月、アメリカとイギリスは共同歩調を取りながら、イランが核兵器製造に着手した場合、両国で即座に軍事行動をとると表明した。
アメリカのパネッタ防長官は、前年末から「早ければイランは2012年に核兵器保有が可能となるが、これは越えてはならない一線である」と強くイランをけん制していた。イギリスの「国際戦略研究所/IISS」は、「イランはアメリカの越えてはならない一線を把握しており、ギリギリを狙った核兵器開発を進める戦略をもっている」と分析する。
事実、アメリカ等の圧力にめげず核開発を進めるイランは、「ホルムズ海峡封鎖」をちらつかせながら、「国際原子力機関/IAEA」の査察受け入れも表明し、硬軟織り交ぜた外交で制裁回避を図る。
ホルムズ海峡が狭いことは、最も狭い海域は“33キロ”しかないことで分かる。が、原油を満タンにしたタンカーが通れる幅はわずか“3キロ”で、少しでも外れると船底を擦って座礁する。だからイランのような国でも封鎖が可能なわけだ。
ここで一つ気を付ける点がある。当初、イランを強く刺激していた国はアメリカで、同調者がイギリスだったことだ。両国は共にEU加盟国ではない点が重要で、アメリカは別にしても、イギリスはフランスやドイツが先行するEUに加盟する気はなく、当然、ユーロにも参加していない。
結果として、アメリカとイギリスのイランへの高圧的姿勢により、「ホルムズ海峡封鎖問題」へと発展するが、そこを通って原油やガスを輸入するEUはたまったものではない。そこでEUはアメリカに同調せざるを得なくなり、1月23日、「ブリュッセル外相会議」で、イラン制裁強化措置によるイラン産原油輸入禁止を正式発表する。
まるでアメリカに引きずられるかのように、イラン産原油輸出の2割を占めるEUが禁輸に踏み切ったのだ。
しかし、アメリカは国内に莫大な量の石油が埋蔵されており、イギリスは1960年に開発を始めた「北海油田」を持つ石油輸出国で、原油推定埋蔵量130億バレル、日産600万バレルは半端ではない。さらに採掘された原油は、そのままパイプラインで、スコットランドのアバディーンとミドルズブラ等で精製されるため、ホルムズ海峡を封鎖されても屁でもない。
おまけにイギリスはアメリカ最大の友好国である。つまり両国でイランを刺激しても殆ど影響を受けない。おまけにアメリカは「限定核兵器」がさく裂しても、広大な大西洋を隔てているため最小の被害で済む。
一方、イギリスもヨーロッパが全面戦場となっても、イランを中核としたイスラム連合軍の突破口のイスタンブールから見ても最果てで、地中海からイスラム連合軍が大挙して上陸しても、イギリスは大陸からドーバー海峡を挟んだ先にある。その内、中東やヨーロッパから軍を撤収して無事なアメリカ軍が、正義の騎兵隊宜しく駆けつければ、イスラム連合軍はイギリス上陸前に壊滅する仕掛けだ。
かくして世界は見事にアメリカのシナリオ通りに罠にはまっていく!!
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